最近、風邪が流行ってますよね。風邪でダウンすると人とのコミュニケーションが恋しくなりますし、一人で寝込むとなんだか寂しい気持ちにもなります。
看病してほしい? or ほっといてほしい?
世の中にはいろんな考え方があるものでして、来てくれるだけで嬉しい、と感じる人もいる一方で、うつしてしまっては迷惑がかかるのでむしろ来ないでほしいと思う人もいて、自分が病気になった時に恋人にしてほしい対応は人それぞれです。
ちなみに私は「空腹時の方がヒトの免疫力が上がる」という科学的な根拠を持っているので、自分が病気の時にはひたすら寝ることに徹します。(もちろん病気の種類や重症度合いによっても違いますが)
そのためいくら消化に良い食べ物を作ってもらっても、気持ちは嬉しいですが「回復が遅れるからやめてくれ」と思ってしまうタイプです。
自分がそう考えているために、自分の恋人が病気になった時には「寝てるのが一番いい」と思い特に何もせず、とても怒られた経験があります。
もちろんそのあとは反省をし、相手がしてもらったら嬉しいと思うことをしようと心を改めた次第です。大事なことは、人によってしてほしいことが違うよということです。
看病で恋人の愛情を測るのはナンセンス
看病をしてくれる人はきっと、両親や家族に看病されたことが嬉しくて結果病気が治った経験があるから看病をするのでしょう。
一方看病をしない人はきっと、「寝とけば治る」と言われて実際に寝てたら治った経験があり、看病するしないはあまり関係がないと知ったから看病をしないのだと思います。
そう考えると、看病をしてくれる=愛情があり、看病をしてくれない=愛情がない、という二元論で語ることに意味がないということに気づきませんでしょうか。
甲斐甲斐しくご飯を作ってくれたって食器洗ってなかったら「オイ!」と突っ込みたくなりますし、会いに来なくたって栄養のあるものを送ってくれたら嬉しいじゃないですか。
つまり、「何をしてくれたのか?」ではなく、その人が病気である今「何を望んでいるのか?」に気を配れるかどうか、に愛情が出るのはないかと思うのです。
人の行動の裏には必ずその人の「意図」があります。行動だけを見るとその人の本質はわかりません。
その「意図」がなんなのか、そこにその人なりの愛情が表現されているのではないでしょうか。(川口美樹/ライター)
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