好きな男性や彼氏に対しては、当然ではありますが、「嫌われたくない」という思いを抱くはず。
■「つまらない女」になっていく
「嫌われたくない」という思いから、なんでも男性の言う通りにして、男性のためになんでもやってあげてしまう。
一見すると、従順で尽くしてくれる最高の女性のようにも思えますが、そんな風に感じるのは最初のうちだけです。
時が経つに連れて、一緒にいても何の刺激もない「つまらない女」だと思われるようになりがち。
嫌われたくないからと言いなりになっていたら、それは対等な恋愛だとは全く言えません。
それでは結局、ふたりの関係性もバランスもどんどんおかしくなっていき、お互いに尊重し合えるような恋愛にはならなくなるでしょう。
■「不満」を溜め込みやすい
頑張って嫌われないようにとずっと振る舞っていると、自分の意にそぐわないこともあるでしょうから、次第に「不満」だって溜まっていくはず。
そして、嫌われたくないからこそ、その不満をどんどん溜め込み続けていってしまうという悪循環にも陥りやすいです。
ただ、最終的には、その溜め込んだ不満は大きなストレスとなり、自分にも男性にも悪影響を及ぼすだけ。
不満が最大級に溜まった状態で大爆発を起こしたら、もう取り返しのつかないことにもなるでしょう。
ちゃんと不満は小出しにして少しずつ改善していけるふたりなら、いつまでも一緒にいられるはずですよ。
■「本心」が見えない
「嫌われたくない」という思いが強くなっていけばいくほど、男性の前では本当の自分や素の自分が見せられなくなります。
そして、男性だってさすがにそれには気づくでしょうから、ちょっと虚しい気持ちになったりもするはず。
「俺には本音を見せてくれないんだな」とか「いつまで経っても本心がわからない子だな」と、一向に縮まらない距離を感じるもの。
本音でぶつかり合えない相手と真剣な恋愛なんてできないですし、付き合ったところで上辺だけの浅い関係で終わってしまうのがオチです。
自分の考えもちゃんと主張して、本当のあなたの姿を愛してくれる男性こそ、一緒にいるべき相手でしょう。
■「見返り」を求めるようになる
嫌われたくない一心で色々と男性のために尽くしてあげるという行為は、自分の本心から「彼を喜ばせたいから尽くしたい」と思っているわけではありません。「嫌われないためのご機嫌取り」です。
なので、だんだんと自分の中で、「私はこんなに尽くしているのに、どうしてもっと愛してくれないの」と、見返りを求めるようにもなっていきます。
それは男性からすると、やや理不尽な要求にも見えますし、単純に重荷にも感じられるでしょう。
見返りを一切求めてはいけないというわけではないですが、その思いが強くなりすぎると、それはもはや愛情ではなく強制に近いものにもなるので、恋愛としても成立しなくなってしまうかもしれませんよ。
おわりに
「嫌われたくない」という思いが強すぎると、本来のあなたの姿をかき消してしまいかねません。それでは本当の恋愛もできないですし、あなたの魅力だって失われてしまうはずですよ。 (山田周平/ライター)