好きな人と一緒にいれば、心が躍るのは当たり前。
【どうして彼に期待をしてしまうのか】
恋をすると乙女の心の中はロマンチックな妄想でいっぱいになります。
「彼とあんなことがしたい」「こんな風にロマンチックなデートがしたい」なんて、妄想は広がるばかり。
女性は特に、少女漫画や恋愛映画などもよく見ますし、きゅんきゅんしたシチュエーションに憧れ意識を自然と持っている人が多いのでしょう。
その思いはどうしても彼に期待として向いてしまいます。
そして、現実に彼がその想いに沿った行動をしてくれるであろうと、信じて疑いません。
実際の男性は乙女心を熟知している人は少ないですし、その女性の期待と現実の男性行動にすれ違いが生じてしまうのですね。
【恋愛ドラマのようには行かないのが恋】
ドラマや映画のような展開になれば楽しいのですが、現実にはそうも行きません。
彼だって学校や仕事に追われている一人の人間ですし、ドラマの世界の登場人物のように器用に恋も仕事も両立出来る人はなかなかいませんよね。
よく考えれば当たり前のことなのですが、どうしても女性は“男性らしさ”を美化して考えてしまいがち。
男性は頼もしくて、リードしてくれるもの。
そして、女性をエスコートしてくれるもの。
そんな風に偏った目線で彼を見てしまっていませんか?
男性だって、弱いところはあるし、ダメなところ、苦手なものだってあります。
まずはその期待を込めた目線を、少しずつ変えてく必要がありそうですね。
【彼を喜ばせる方法を考えて】
ロマンチックな恋愛を想像しがちな女性は、彼から愛情を“受け取る”ことばかりに目が行きがち。
「次のデートはどこに連れて行ってくれるんだろう?」
「誕生日にはどんなプレゼントをくれるんだろう?」
などと、彼からもらうものばかりを想像して楽しんでいませんか?
それは過度な期待。
彼が理想通りに動いてくれなければきっとその恋は冷めてしまうのでしょう。
そういうときは、考え方を反転させてみること。
「彼の好きな料理を手作りしてみようかな。」
「彼の好きなものを思い切ってプレゼントしてみようかな。」
など、彼の喜ぶ姿を想像してみて。
「~したら喜んでくれるかな」という彼に“与える”というわくわくや幸せを感じることで、今までの“期待”とは全く違う幸福感が見いだせるはずです。
【期待しなければ嬉しさは3倍!】
一緒にいてくれること、彼が仕事を頑張っていること、一緒に食事をすること、
そんな日常の些細なことを「幸せだなあ」と感じることができたら、それだけで実は十分なのかもしれません。
たまに彼がサプライズでプレゼントをくれたり、どこかに連れて行ってくれたときには、普段の何倍も嬉しさを感じるはず。
男性がリードしてくれるのも、エスコートしてくれるのも、当たり前ではないのです。
簡単なんだけどなかなか気づけない、ささやかな毎日の幸せに気づくことができれば、日常に幸せはもっともっと増えるのではないでしょうか?
【おわりに】
恋のわくわく感は大切です。
だけどそれは彼からもらうものではなく、日常から感じ取るもの。
そして、自分から生み出して行くもの。
男性にだけ期待をするのではなく、一緒に幸せを生み出して行けるカップルが、素敵な恋を掴めるのでしょうね。(あやか/ライター)