恋愛は単に楽しいだけじゃなく、それを通して人を変える力をもっていますよね。
1.誠実さの伝染
「誠実さのレベルって、カップル間で伝染し合うと思ってる。 自分じゃないけど、俺の友達が、もともとめちゃチャラいやつで、今の彼女と付き合ったときも、周りから『どうせお前が浮気して別れるだろ(笑)』とか言われてたんだけど、しばらくしたら周りが引くくらいに真面目な奴になってた。彼女も知ってる子なんだけど、めちゃ真面目な子なんだよね」(アパレル/24才)
逆に、「彼女が浮気するから俺もしてしまった」というネガティブな方向での伝染を語ってくれた男子もいました。
実際、浮気されたことへの「仕返し」の意味で浮気をする人はいるわけで、ということは、逆に誠実さへの「お返し」の意味で誠実になる人も、いるってことなんでしょうね。
2.束縛って、ダメだね
「束縛し過ぎて元カノに振られた。行動の自由が制限されるのも辛いけど、何より、信用してもらえてないことが辛いってさ……。思い返せば、元カノは少しも怪しいことなかったし、反省したわ」(公務員/25才)
束縛する人って、ダメとはわかっていても、束縛を解いてよくないことが起こるよりも、ちょっとくらいムカつかれてでも束縛しておいて安全な方がいいやって思ってしまうんですよね。
でも、束縛するってことは、「あなたのこと、信用してないからよろしくね」って伝えることとほとんどイコールなんですよね。束縛は、してる方もされてる方も、周りから見ていて少し不幸に見えてしまいます。
3.思ってるだけじゃ伝わらない
「めっちゃ好きだったのに、マジで愛してたのに、『本当に私のことが好きなのかどうか、よくわかんないよ』ってのが最後のセリフだった」(カメラマン/26才)
愛するというのは、単に内面的なものだけじゃなく、それが表面化した「行為」もセットではじめて成立するものです。
「好きって思ってるなら、もう少し愛情表現あるのが当然じゃない?」と思うのは当然。
彼氏が「ちゃんと好きだし、伝わってるっしょ」なんてあぐらをかいてる様子なら、さりげなく一言くらい伝えてあげてもいいのかもしれませんね。
4.「素敵!」と思われたい
「元カノが、どんなにしょぼいデートでも、俺と会うときには必ず完璧に化粧とかしてくれてたんだよね。そんときは『わざわざそこまでしなくても……』って思ってたけど、今思えば、なんか健気でいい。自分も、パジャマのスウェットのままで彼女を迎えるのとかはやめた」(大学生/22才)
親しき仲にも礼儀あり、なんて言いますが、カップル同士であっても、相手から「かわいい」「かっこいい」って思われたい気持ちを失ってしまったらおしまいだと私も思います。
付き合うのがゴールではないし、むしろ、付き合った後こそ、お互いへの気持ちをどんどん高めていかないと時間とともに気持ちが風化してしまいますからね。
カップルの仲にもおしゃれあり、という感じでしょうか。
おわりに
「ふーん、男子はこんな感じで成長していくもんなのね〜」と思ってもらえれば十分ですが、誰しも、彼氏にいい影響を与えたい!という気持ちはあるはず。
今回登場した女子のみんなのように、愛情深く、それでいて自分らしく伝えるべきことは妥協せず伝えていく姿勢をとっていけば、「あの子のおかげで変わったわ」といつか思われるような存在になれるんじゃないでしょうか。(遣水あかり/ライター)