2014年が始まって約1月が経過しました。去年の後悔を引きずっている人いませんか?そんな人は要注意。過去ばかり見ていては今年の幸せを手に入れることはできません。去年不調だった人は「節分」を利用して、去年のマイナスなあれこれをスッキリさせてみましょう。
1. 節分とは?
節分といえば、「豆をまきながら『鬼は外福は内』と言う」というイメージかもしれませんが、本来はその文字が示すとおり、「季節を分ける」日なのです。
春夏秋冬、それぞれの季節を分ける節分があるのですが、特に、冬と春を分ける「2月3日の節分」は、一年を分ける大切な節分。なんとなく豆をまくのではなく、きちんと節目として意識してみましょう。
2. 豆まきが持つ役割
子供のころから豆まきをする機会はあったかと思います。豆をまくことはその掛け声のとおり、鬼を払い、幸せを呼び込むための儀式です。「豆」は「魔滅」に通じ、一年の息災を祈るために、年齢の数だけ豆を食べるという習慣も全国各地で見られます。
3.豆をまいて追い払う「鬼」とは?
では「鬼」とは何でしょうか。
有名なところでは「対儺の鬼」ですが、本来、「季節の変わり目は邪気が生じやすい」と言われているため、その「邪気」を鬼に見立てて豆をまき、払うのです。
当然、個人で抱えている邪気もその中に含まれます。
また豆をまくだけでなく、柊や鰯を魔よけとして節分に飾る文化が、地方によっては根強く残っています。
4. 節分に運気アップするためには
豆を何となく撒いて年の数だけ食べるのでは、何ら変化のない節分になってしまいます。まずは豆まきの時、払う「鬼」を具体的にイメージしてみましょう。
それは自分の内側に巣くうネガティブなイメージだったり、どうしても取り払うことのできない過去だったり、悪習慣や断ち切れない思いだったり、人それぞれ違うことでしょう。
それぞれがこの節分という節目に邪気払いの豆を利用して、きちんと払ってしまいましょう。余分なものを払うことで、初めて「福は内」、つまり福を呼びこむことができるのです。
おわりに
日本は長い歴史のうちに、いろいろな呪術的文化を生活の中に自然と取り込んでいます。何気ない風習や気にしていなかったような行事も、邪気払いや幸福を得るための儀式がベースになっているものが多数あります。
節分もそんな行事の一つ。今年の節分は、幸せな未来をつかむためにもしっかりと豆をまいてみましょう。
(桜田ケイ/ハウコレ)