◇「駅の伝言板」とかって知ってる?
マチコ(以下マ): サトコさん、この前、80年代トレンディドラマの再放送を偶然見たんですけど、主人公男女のすれ違いっぷりにビックリしましたよ。携帯もスマホもないって致命的です。
サトコ(以下サ): そうよぉ、あの頃は大変だったのよ……って、当時のことがちょっと分かっちゃう私なんだけど。連絡のつかない私を心配して、アパートの玄関の前で、雨に濡れて膝を抱えて待ってた彼……懐かしいわぁ。
マ: サトコさんにもそんな過去が! 今は24時間、世界中どこにいたって連絡が取れますもんね。便利ですけど、お互いの部屋の固定電話で愛を語るシーンには、何だかうっとりしちゃいました。子機、デカッ!って笑いましたけど。
サ: そうね(笑)。
◇チャットでは良くも悪くも盛りやすい
サ: 今は彼氏との連絡手段も、ほとんどの女子はLINEで済ませる時代よね。でも、私は今でも特別な相手とは電話したほうがいいと思うなあ。
マ: えー、なんでですか?電話って、かかってきたらその場ですぐ出ないとダメじゃないですか。それに、毎日電話しなきゃって思うと負担だけど、毎日LINEだったらいつ返事してもいいから負担じゃないです。どう考えたってLINEの方が圧倒的に便利ですよ。
サ: 便利さで見たら確かにそうよ。でも、好きな相手だったら、会えない日には、直接声を聞いて話したいじゃないの。長電話は負担だけど、お互いの愛情を確認するためにはやっぱり、短時間でも電話よ。「声色」って言葉があるように、相手の声を聞いて初めて分かることってあるじゃない。
マ: なるほど、それは分かる気がします。例えば、彼氏が他の子を好きになったときとか。男子って分かりやすいから、普通にしゃべってるつもりでも、受話器の後ろから「上の空」って声が聞こえてくるんですよね。
サ: それがLINEだと、たとえほかの女子とデートしてる最中でも、トイレに一瞬こもればササッと短文とスタンプが送れちゃうもの。彼氏の気持ちの変化に気付かず、ある日突然、LINEで「別れよう」だなんて展開に…。
マ: 「ごめん!」みたいなスタンプついてきたら、死にますね……。確かにLINEでしか連絡を取らない関係になると、「別れを切り出す」みたいな大事な局面でも、スタンプひとつで片づけられることもあるのかも……。
◇愛をつむぐには継続が大切
サ: けど、マチコの言うように、電話が相手の時間を束縛しちゃうのは確かなのよね。男子は同時にふたつのことができない生き物。つまり、仕事をちょっと抜け出して彼女と電話、なんて器用な真似はできないけど、LINEくらいなら送れるのよ。つまり、確実に毎日連絡をとれるツールはLINEね。
マ: ですね。電話ってトーク力勝負なところもあるんで、毎日続けるのはかなりキツいでしょうけど、LINEだったらスタンプも使えて飽きないですし…程よい頻度で可愛いメッセージを送れる女子には最強アイテムですよ。
サ: 確かにそうね。デートの帰り道、絶妙のタイミングで「今日はとっても楽しかったぁ。好き(ハート)(クマさんのスタンプ)」なんて送られたら、男子はキュン死よね。
マ: それに電話と違って、送る前に彼氏をキュン死させる文面をじっくり考えられるのもメリットです。スタンプ連打とかしない限りは、やっぱり今はLINEの方が彼との愛を長続きさせやすいんじゃないでしょうか!
サ: なるほど。付き合ってほしいという告白とか、ケンカをした後の仲直りとか、プロポーズとか、「ここぞという局面は声で伝えるべきだけど、毎日の愛情確認はLINE」が、現代カップルの連絡ツールなのね。
マ: まあ、声色を伺ったりちゃんと気持ちを汲み取ったりしたいなら、会っちゃえって話ですね。連絡ツールならやっぱりチャット形式が良いですよ。
◇今回のまとめ
仕事に励む男子の毎日はとても忙しく、会議や接待・男の付き合いもあるもの。ですから、毎日確実に愛情確認をするには、リアルタイムで時間を拘束される電話よりも、やっぱりチャット形式であるLINEが良いでしょう。
可愛いセリフやスタンプで彼氏をキュンとさせられたり、動画や面白スタンプを引き合いに出して盛り上げられたりするのもメリットのひとつ。
ただし、なんでもLINEで済ませてしまうと、うまい言葉でしれっと騙されてしまう可能性も。ここぞというときは電話、もしくは直接会話するというスタンスは彼に伝えておいたほうがいいでしょう。(犯人A子/ライター)