国内外150人以上の占い師に鑑定してもらい、さまざまな占いや開運方法を試し、コミックエッセイ「占いに行ってきました!」(大泉書店)などの著書もある筆者は、「で、いちばんご利益があった開運法は何よ?」とよく聞かれます。得たいご利益やお悩みによっておススメは違いますが、「恋愛」にご利益のある開運方法でしたら、なんといっても 「産土(うぶすな)神社」参拝! この11月に発売された「人生最高の開運を手に入れる方法~産土の神様のパワーがあなたを守る」(藤尾美友著PHP)を参考に、その開運方法をご紹介します。
1. 「産土(うぶすな)神社」とは?
「産土神社は、あなたの生まれた土地にある神社で、あなたを一生守ってくれる産土の神様と通じ合える神社のこと。産土の神様の多くは土地を守る自然神。自然の中にいらっしゃる神様達の中のお一人が、『担当の神様』としてあなたを守護してくださっているのです」
産土の神様は自然神なので、山や川、海や森に鎮座されているそう。ゆえに神社の本殿にいるとは限らないのですが、こうした自然の中にいる産土神様とコンタクトできるのが「産土神社」なのだそうです。
2.産土神様はどうやって決まるの?
「あなたがお母さんのお腹の中にいた時に、お母さんが住んでいた土地の神様が産土の神様になります(中略)。私の産土神社鑑定の経験では、出産時ではなく、安定期(妊娠六ヵ月前後)に住んでいた場所の神様が、産土神となることが多いようです」
妊娠六ヵ月前後までに私たちのカラダはほぼ完成し、魂がカラダの中に入ると考えられているそうで、自分の魂と縁のある神様が産土の神様になってくださるのだとか。ゆえに同じ場所で生まれた兄弟姉妹であっても産土神様はそれぞれ違ったりするそうです。
3.産土の神様が得意なのは、縁結び
「産土の神様達は、『開運』するための縁を結んでくださるといわれています。縁結びといえば、恋愛や結婚のご縁ですよね。私の個人セッションやセミナーに参加し、産土神社へ参拝するようになった方々からは色々な縁結びのご報告が届きます。もう数えきれないくらいの方が、良縁に恵まれて素晴らしいパートナーと出会い、ご結婚をされ、その後も幸せな結婚生活を送っていらっしゃいます」
産土の神様は私たちの幸せと成長を心から願ってくださっているありがたい存在。「彼氏が欲しい」と心からお願いすれば、神様ネットワークを駆使して「おい、この子にピッタリの独身男子はいないか?」と探して出会わせてくれるみたいです。
4.産土神社にお参りするときの三つの心構え
「一つ目は、神様にお会いするという気持ち。何かをお願いしに行くというよりも、『大好きな神様に、お会いしに来ました!』という気持ちを大切にして、神様とコミュニケーションをとるようなつもりでお参りをしましょう。二つ目は、感謝の気持ちです。日頃から、ラッキーなことがあったら神様の守護に感謝し、神社にお参りした時には、それについて御礼を言いましょう。三つ目は『目標』を宣言するということ。そして、具体的な後押しをお願いします」
拝殿に手を合わせるときも、自分の生年月日、干支、氏名をしっかり伝えるといいそうです。産土神様は自分が守っているたくさんの「子どもたち」がいるので、「あれ? 誰だっけ?」と思われないように、自分が何者であるかをしっかり伝えましょう。
5.縁結びで有名な神社に初詣に行く前にも産土参拝を!
「私はクライアントの皆さんに、『位の高い神様がいらっしゃる大きな神社にお参りする時は、その前にまず産土神社にお参りするといいですよ』とお伝えしています。なぜなら、例えば出雲大社に突然行ってお参りしても神様は大勢の中の一人としてしか、お会いにならないからです。何かお願い事をしても、なかなか通じないかもしれません」
新年は出雲大社や東京大神宮のように縁結びで有名な神社に初詣に行くチャンスもあるかもしれません。でも、その前に産土神様に行き「今度、●●神社にお参りしますので、私が行くことを●●神社の神様にお伝えください」とお願いしておくといいそう。企業のおエライさんに会うにもいきなり訪問よりも誰かの紹介があって行くほうがスムーズなのと同じですね。
おわりに
筆者も実は産土神社にお参りに行ったら理想通りのパートナーができました! 私の奇跡のような体験は、恥ずかしながら藤尾先生のご著書にもご紹介していただいています。肝心の産土神社の探し方ですが、簡単に説明しますと、「あなたのお母さんが妊娠六ヵ月前後に住んでいた住所を特定する→地図からその周辺の神社をリストアップ→実際にお参りしてみて懐かしい感じがする、また来たいと感じる神社を探す」です。詳しくは藤尾先生のご著書に載っています。また、自分の直感に自信がない人は、藤尾先生のような神社鑑定士の方に鑑定していただくこともできますよ。これからの初詣シーズンを前に、是非ともご自分の産土神社を見つけて、恋愛運アップを祈願してみてくださいね!
(柏木珠希/ハウコレ)