つきあう彼氏が全員ロクでもない男で、わたしはいつになったら最高の彼氏に巡りあえるのだろう……こんなことを思いわずらっている人もいることでしょう。
■あなた自身のこと
彼氏に限らず、仕事でも友だちでも、自分が出会う相手って、自分とおなじような感じの人だったりしますよね。
おなじようなレベルの人というか……スピリチュアル的な言い方をすれば、魂のレベルがおなじような人という言い方になるのかもしれません。
ひとりふたりの彼氏ならまだしも、つきあった彼氏全員がロクでもない男というのは、少々きつい言い方になりますが、あなた自身のロクでもない部分が、そういう男を引き寄せてしまっているということかもしれません。
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ロクでもない男というのは、たとえば自分の仕事に誇りを持てていない男……誇りを持たないまでも、自分と仕事について、自分の中で折り合いがついていない男、あるいは自分の中で、自分と社会に折り合いがついていない男……たとえばこういう男子のことでしょう。
おなじように、ロクでもない彼氏としかつきあったことがない女子に話を聞くと、必ずといっていいくらい「わたしは自分のことが好きになれない」とか「仕事がつまらない」とかなどと言います。
ということは、自分のことが好きになれたらきっと、最高の彼氏と出会えるのでしょう。
あるいは好きにならないまでも、自分の中で社会と(仕事と)折り合いがつけば、最高の彼氏と出会えるようになるのでしょう。
■そのうちできるようになること
誰だって時が経てば最高の彼氏に巡りあえるというのは、誰だってオトナになるにつれて、自分のことをそこそこ好きになってくるからです。
好きにならないまでも……先に書いたように、歳とともに、自分と社会との(仕事との)折り合いがつくようになるのです。
それがなぜなのか?と聞かれたら……きっと、今、どうにか折り合いをつけるように(どうにか自分のことが好きになるように)、あなたが努力をしているからでしょう。あるいはひそかに必死になって葛藤しているからでしょう。
そして、その努力が実を結ぶのには、年単位の時間が必要だからでしょう。
■ふつうに暮らしていれば大丈夫
ふつうに(ホントに人並みに)暮らしていると、みんな、そのうち自分のことがまあまあ好きだと言えるようになります。これは歳をとるメリットのひとつです。
若いころには見えなかったものが見えてくるようになり、自分に向いていることと向いていないことが理解できるようになります。
自分が手放すべきものと、なんとしても手に入れるべきものが見えてきます。ふつうに暮らしていても、見えてきます。見えてきたら、最高の彼がすぐそばにいるのがわかるはずです。
つまり、誰の未来も、その人なりに明るいのです。(ひとみしょう/ライター)
(古泉千里/モデル)
(泉三郎/カメラマン)