3大欲求に突き動かされるとき、「やっぱり私も動物なんだなぁ」って実感しちゃいます。
1.「私の食べられた……」
「食べ物の恨みが一番怖いってよくいうけど、これは本当だよね。私はカレとほとんどケンカしなくなってたけど、最近久々にしたケンカが、食べ物絡みだった。
私がとっておいたアイスを、カレが勝手に食べた。お風呂あがりに食べようと思ってたから、許せなくてぶちギレして即買ってこさせた(笑)」(大学生/22歳)
「これくらいで怒るなよ」って相手からすれば思ってしまうけど、怒る本人としては真面目も真面目、大真面目なのがこの「食べ物の恨み」系ですよね。
「食べたかったのに……」ってどんなものよりも大きながっかりだから、これを奪った相手には殺意さえ覚えます……。お金と同じくらい、食べ物の問題はナイーブかも。しっかりと所有をはっきりさせておくべきですね。
2.「もうどこでもいいからお店入ろうよ」
「デートするときに、ご飯を食べるお店が全然決まらなくて、いつまでもウロウロしてるとすごく雰囲気が悪くなるよね。
だから私は、『その場でテキトーにお店決めよう』とか絶対にしない。必ず、事前にしっかり決める」(フリーター/27歳)
これも同じく食欲絡み。どこも混んでて入れなかったりすると、だんだんイライラしてきて「もうどこでもいいから入ろうよ」、「『どこでもいい』ってそんな言い方ないだろ?」、「だってどこも入れないんだからしょうがないじゃん」みたいなギスギスしたやり取りになるっていうのはありがちです。
この子が言うみたいに、あらかじめお店を決めておくのはデート成功の秘訣かもしれません。
3.「眠いの!ごめんね!」
「お泊りするときに、私が夜すぐに眠たくなっちゃって、一緒にDVD見てたり、一緒にベッドでごろごろしてるときに寝そうになると、カレが『え、もう寝るの?』みたいにちょっとイラッとしてきて、私も眠すぎてどうしようもないから『ごめんね、眠いの』って素っ気なく答えちゃってケンカみたいなのはこれまでたくさんあった」(エステティシャン/26歳)
お泊りデートで、片方が目が冴えてて片方が眠いっていうのは最悪なパターンですよね。
全然眠くないほうが「もう眠いとか、そんなにつまらないの?」みたいな気持ちになってイラッとして、相手も眠いからどうにもうまく対応できなくて「うん眠いの、ごめん!」みたいなおざなりな対応。ああ、もう最悪な展開(笑)。
4.「え、エッチしないで寝るのかよ!?」
「一番悲惨なのは、私の睡眠欲とカレの性欲がぶつかったとき。このときは、絶対にケンカになる」(美容師/23歳)
わかるー(笑)。男子はムラムラしてしまったとき、そのムラムラを解消せずにはいられませんから、どんな手を使ってでも彼女としようとします。
でも彼女も眠いから、それを拒む。カレは拒まれてイラッとして、彼女に当たる。彼女も眠いから、当たられてイラッとしてカレに当たり返す。完全にデフレスパイラル……。
おわりに
どうでしたか?ほかにも、目玉焼きになにをかけるかとか、「味付けをめぐる争い」なんていうのも典型ですよね。こんなふうに、3大欲求に関わるケンカは、どんな仲良しカップルでも逃れられません。
「3大欲求は争いのもと」ってことを忘れないことで、少しでもケンカを減らせるはずですので、覚えておきましょうね。(遣水あかり/ライター)