10/21~11/11の期間は蠍座宮において、ご縁やきっかけをつなぐコミュニケーションの星・水星が逆行をします。水星の逆行は、通信トラブル、勘違い、誤解、予約ミス…等々、コミュニケーション面が乱れがちになるとされ、占星術においては定番のイタズラな星回りなのです。
しかし、そんな今回の水星の逆行期。深い意識からの働きかけが強まるときでもあるため、些細な選択が実は運命的展開につながる、ということもあり得るかもしれません。
「やっちゃった…」を本当に後悔している人に
「逆行」と聞くと、「逆戻りする」というイメージと重ね合わせてしまうので、あまりポジティブな印象を持たない人が多いかもしれません。ですが、「やり直し」が可能となる時期でもあるんです。これは、今までの失敗パターンから抜け出したり、「やっちゃった」という後悔から脱出できたりする、類まれなる機会。そもそも「やり直したい状況」は判断の誤りから生まれているので、そのミステイクに気づくチャンスを与えてもらえる、というのがこの星回りのひとつの側面なんです。
ただし! 本当にやり直すのには「素直さ」が絶対に必要です。自分の間違いを「私は悪くないもん!」とか「あなたがあんなこと言わなければ」とか、言い訳してしまうと誤りを正す好機は去ってゆくことに…。
水星が逆行するとき…
待ち合わせしてもスムースに会えなかったり、約束をしたのに別の予定が入ったり、日にちや時間を間違えていたり…。そのうえ、メールをしてもタイムラグが生じて届かなかったり、別の人にメールしてしまったり…。そうしたタイミングやコミュニケーションのズレは、水星が逆行する時期には起こりがちなことです。
また、ホテルやレストラン等のリザーブ、イベントや移動際のチケットなどもダブルチェックをしておきたいとき。びくびくする必要はありませんが、「たぶん」や「きっと」で判断していることを、「絶対大丈夫」にすることは、あなたの意志でしかできないこと。心から楽しみなデートなら、大切に予定を立ててくださいね。そこまでやるのが面倒くさいとしたら、そのあなたの動機を見直す必要あり、ですよ。
タイミングが合わないのはご縁がないせい?
星たちは何も私たちを困らせようとしているわけではありません。自分がやろうとしていることに気づいてね、というメッセージを送ってくれているんです。もし、予定していたことがスムースに運ばないとしたら、あなた自身の心と、実際にやろうとしていることがかみ合っていない、というサインかもしれません。
つまり、「そのご予定、本当に望んでる?」と星は問いかけているんです。心と行動がバラバラだとうまくいきません。特に今の時期は、無意識が強く働きかけてきますから、「自分の本当の望み」に気づくチャンス到来。本当に望んでいれば物事はスムースに運びます。
「ご縁がないんだ」ということにしてせっかくの出会いをスルーするのもあなたの選択だし、無意識とはいえ、判断を誤りがちな時期にわざわざ約束をするのもあなたの選択。本当にそのご縁を大切にしたいと願うなら、気を取り直して、再度、約束の設定をし直しましょう。この時期は慌ててアプローチを仕掛けてもエネルギーを浪費するのみ。そもそもご縁のない人と出会うことはないのですから。焦りは禁物です。
蠍座の水星逆行期を乗り切るための4つのラッキー・アクション
1.言いそびれていた「ごめん」や「ありがとう」を伝える
特に今、恋愛がうまくいっていない人、ご縁探し中の人は、気合を入れておこないましょう! 実際に相手に伝えられる人は伝え、それが難しい場合は、イメージの中でもいいので心をこめて伝えてみて。滞っていた恋愛エネルギーが流れ出すこと請け合いです。
2.白黒はっきりつける
曖昧なままにしている物事、なんとなく不明なままにしていることがあるなら、はっきりと決着をつけましょう。粘り強く追求するのがポイントに。
3.言葉より目で語る
「伝えたい」と力が入ると、長いメールになってしまったり、一生懸命に言葉を尽くして説明したくなりがちかもしれません。この時期は、伝えたいときほど、「沈黙」を大事にしましょう。メールも少ない言葉で意味深な演出をしてみては? そのほうが心のつながりを感じられるはずです。
4.習慣で選ばない
「本当のこと」が秘められがちなこの時期、まずは自分がで自分の本音を聞いてあげることが大切。食べるときも買い物をするときも、習慣で選ばずに「本当にそれが欲しい?」と自分に問いかけてみましょう。
おわりに
いかがでしたか? 見て見ぬフリをせず、「本当に求めていること」を見つめていくことでこそ、あなたを幸せにする本当の恋の絆が育っていきます。この時期の「気づき」をぜひ、今後の糧にしてくださいね。あなたに素晴らしき水星の恩恵が降り注ぎますように。
(斎木サヤカ/ハウコレ)