手相とは、手のひらに入った筋や、肉づき、皺などで性格や運命を読み解く占いのことです。手のひらだけでなく、爪の形や指の長さ、手の形、指紋などを見ることもあります。
手相というと手のひらの線だけを見るものと思う人も多いかもしれませんが、実は手の大きさや幅、肉付きなども見て判断することが大切なのです。
そこで今回は、金星帯、別名「エロ線」から、どんなタイプの恋愛傾向になるかについてご紹介していきます。
1.金星帯が切れ切れ
この手相の人は、繊細で惚れっぽい恋愛体質だと言えるでしょう。切れ切れに刻まれた金星帯は「エロスの線」とも言われるもの。繊細で相手の雰囲気や喜怒哀楽に敏感なうえ、惚れっぽい人にあらわれるようです。
この手相で知能線の状態が良い場合は、感情の動きを芸術などの分野で表現する画家や音楽家に向いているでしょう。知能線がやや貧弱な場合は、感情をストレートにぶつけがちなため、異性に敬遠される場合も。
2.切れ切れの金星帯の下に鎖状の感情線
この手相の人は、快楽を求めてセックスに溺れてしまいがちと言えます。切れ切れの金星帯の下に鎖状の感情線が刻まれているのは、異性に対する感受性が強く、官能的な快楽を求める気持ちが強いことを表します。
セックスを開放的にとらえる、いわゆる女好き・男好きな人でしょう。この手相で知能線が貧弱だと、本能的な性欲を抑えられないため、セックスに溺れてしまいがちに。中にはマニアックな性向を持つ人も。
3.切れ切れの金星帯の線と結婚線が繋がる
この手相の人は、異性への注文がうるさい人だと言えるでしょう。切れ切れになった金星帯の一部が結婚線に繋がっているのは、神経過敏で気難しいことを示しています。
愛情が細やかで、デザインやセンス、味覚など芸術的な感覚に優れているのですが、それだけにパートナーへの注文も多くなり、様々な面で口出しをするでしょう。
初婚がうまくいかない人が多い相ですが、努力することで幸せになれる可能性もあります。
4.乱雑な金星帯の中に星状の線がある
この手相の人は、セックス過多で衰弱をきたすと言われています。
散らばるように刻まれた金星帯の中に線でできた「星」があらわれているのは、性行為が激しく生殖器の機能が低下していることのあらわれと言えます。
この手相の人は、手のひら全体がシワだらけで、乱れて切れ切れの線が二重三重になって金星帯を形成し、その中に星があらわれていることが多いようです。
セックス依存症や性感染症に注意する必要があります。
おわりに
手相は奥が深く、その歴史はおよそ3000年前から5000年前の古代インドという説が有力です。古代インドで始まった手相は、仏教とともに中国に伝わり、そこで易学(えきがく)を取り入れ発達し 平安時代の日本にもたらされました。
最近では、手のひらに吉相となるようなシワを書く開運法もあるようです。
しかし、いずれにせよ自分の人生が刻まれた線であることは確かと言えるでしょう。誰もが持つ手、あなたも自分の手の神秘を解読してみてはいかがでしょう。(脇田尚揮/ライター)