・・・幼いころ時々見た夢があります。決まってお祭りの夜の帰り道でした。母といっしょに神社の裏の小道を歩いていると、怖い目の猫が待ちかまえていました。猫は私たちの後をどこまでもついてきました。
・妖精の夢
・・・子供の頃に見た夢です。かわいい妖精をお菓子の箱に入れて何匹か飼っていました。
蝶々の羽が生えている定番のイメージですが、少しイメージが違って、羽はとても小さくて飛べず、体は半透明、爪くらいの小ささでした。見ているうちに妖精が増えてきたので大き目の箱に移し替えました。
それでやっと移し終えた時、ゴリラみたいな毛むくじゃらの手がにゅっと出て来てその箱を持っていこうとするのです。必死になって箱をおさえているところで目が覚めました。
これは10代女子学生の夢の実例です。妖精と獣の手、このように対象的なイメージがあらわれるのは、大人の干渉を拒もうとする心の象徴なのでしょうか。繊細な自分の世界を守ろうと、大人や周囲からの厄介な干渉が邪魔になっていたのかもしれません。
大人になって妖精の夢を見る場合も外部の干渉にストレスをためているのかもしれません。基本的に妖精と会話をしている夢は、一方通行のコミュニケーションを反映します。反対に、意外な場所で妖精を見つけるのは新しい発見や出会いの暗示になることがあります。
・ネッシーの夢
ネッシーや伝説の生き物が潜む湖や海は自身のネガティブな感情を象徴するイメージになります。未来の不安や心配事の反映です。現状の停滞した運気と共に、先々の展望に不安定な要素があることをあらわしています。
反対に、巨大な未知の生き物が水面に姿を現わすイメージなら、現状の変化、停滞からの解放・解消を暗示します。
・カッパの夢
カッパを見る夢は対人的な煩わしさをあらわします。カッパの数が多いほどストレスが大きいことをあらわします。
また、カッパに襲われるイメージなら、対人的な厄介事や思いがけないトラブルに注意をはらってください。
・天使の夢
現状の対人関係に大きな変化を求めている状況をあらわします。可愛い天使であるほど、運気アップを暗示します。
子供の頃から10代前半にかけて見る天使の夢は主に自分自身の寂しさを反映しますが、大人になってからの天使の夢は霊的なメッセージになっていることがあります。
・大人になって見なくなる夢
大人になって見ることがなくなっていく夢のひとつに「空を飛ぶ」イメージがあります。これは心身の成長と共に、現実と理想のギャップを埋めようと現実の飛び方を夢の中でシミュレーションしているものです。
年齢を重ねていけば現実がわかってきて、心の中で飛ぶ必要もなくなっていきます。伝説の生き物も同様に、大人になればそれが存在しないことがわかってきて、夢に現われる機会も少なくなります。
時に、大人になっても飛ぶ夢や未知の生き物の夢を見る場合、ステップアップのチャンスを得たり、未知のものへの純粋な好奇心が高まったり、何らかの成長の機会が再び巡ってきているせいかもしれません。(梶原まさゆめ/ライター)