手相とは、手のひらに入った筋や、肉づき、皺などで性格や運命を読み解く占いのことです。手のひらだけでなく、爪の形や指の長さ、手の形、指紋などを見ることもあります。
1.感情線がくねくねと波打つ
この手相の人は、コミュニケーションがやや下手で損をするとされています。枝分かれする支線や線の乱れはなく、一本の感情線が曲がりくねっている相は、人の気持ちを推し量ったり、自分の気持ちを表現するのが苦手。
静かで大人しい性格ですが、会話ベタなため誤解されたり、冷たい印象を持たれることも。人と接する機会を増やし、少しずつコミュニケーション能力を高めていくことが必要かも。
2.感情線の先端が二股になる
この手相の人は、恋愛に真面目で浮気をしないと言われています。感情線の先端が二股に分かれている人は責任感が強く、恋愛に関しても非常に真面目。
先々のことまで考えてからでないとアプローチできず、異性と付き合うときは常に結婚まで意識してしまうでしょう。浮気は決してしないタイプですが、一度好きになると悪い相手にも献身的に尽くしてしまうので、騙されないように注意しましょう。
3.感情線からの枝分かれ(支線)が知能線に届く
この手相の人は、立ち直れないほどの失恋を経験する可能性があるとされます。感情線から伸びた支線が知能線まで伸びている場合は、失恋で強いショックを受け、立ち直れない状態がしばらく続くことを暗示しています。
あまりに痛手が強く、何もかも放り出してしまうこともあるでしょう。過去にこうした経験がある人は、今も心に影を落としているかもしれません。純情すぎる面があるので、今後の相手選びは慎重に。
4.感情線からの枝分かれ(支線)が親指の付け根(金星丘)まで伸びる
この手相の人は、忘れられない大恋愛を経験した人の手相と言われます。感情線から出た支線が生命線を横切り、親指付け根部分の金星丘まで達しているのは、一生忘れられないような大恋愛を経験したことを表しています。
しかし、その恋愛は成就していないことが多いかもしれません。失った恋にとらわれていると、いつまでも新しい恋人はできません。過去の恋愛は整理して、前向きに生きていくことが大切でしょう。
おわりに
手相は奥が深く、その歴史はおよそ3000年前から5000年前の古代インドという説が有力です。古代インドで始まった手相は、仏教とともに中国に伝わり、そこで易学(えきがく)を取り入れ発達し 平安時代の日本にもたらされました。
最近では、手のひらに吉相となるようなシワを書く開運法もあるようです。
しかし、いずれにせよ自分の人生が刻まれた線であることは確かと言えるでしょう。誰もが持つ手、あなたも自分の手の神秘を解読してみてはいかがでしょう。(脇田尚揮/ライター)
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