・・・私はランチに行くため、横断歩道で信号待ちをしていました。すると道路の向うから好きな人が私を見て微笑んでいました。私はとにかく「好きな人に近づきたい」と思っていました。
・電柱や電線の夢
・・・最近、電柱や電線がやたら夢に出てきます。他に憶えているものがなくて、ただどこかの町や通学路のようなところを歩き回っているような夢です。知っている場所や近所の風景はまったく出て来ません。
でも、ずっと電線だけが続いていたり、電柱だけがぽつんぽつんと立っていたり、とにかくそういった光景だけが記憶に残っています。
これは20代男性の夢の実例です。ほとんど家にいる時間が多いライフサイクルの中で見た夢だそうです。
日常生活にメリハリがなく、リアルな情報が少ないことをあらわしています。基本的に、電柱や電線のイメージは、刺激が少ない日常生活を反映し、人との交流や外出の機会を増やすことをうながします。
・住宅街や歩道の夢
・・・住宅街にオープンしたばかりのカフェに友人たちと行った。友人たちはシンプルにお嬢様風のおしゃれをしていた。私もがんばっておしゃれしてきた。
でも友人たちのほうがカフェの雰囲気にピッタリ合っていた。私を無視してみんなお互いを誉め合っていた。帰りに私はバッグの財布を盗まれていることに気がついた。警察に行ったら、「ブランド物だからあきらめてください」と言われ、どうしてもとりあってくれなかった。
これは20代女性の夢の実例です。住宅街の中のカフェのイメージは自身の生活レベルに不満をためていることを反映します。
また、自分をアピールする機会が少なく、不安定な将来の状況にストレスを感じています。基本的に住宅街や人通りの少ない歩道を歩くイメージは、日ごろのコミュニケーションの中で感じる寂しさや孤独感の象徴になります。
・歩行者用信号機の夢
交差点や通りの横断歩道で信号待ちをするイメージは、コミュニケーション上の消極的な姿勢、何かを焦っている状況をあらわします。人通りが多い交差点は対人的な選択肢があり、人通りの少ない道路は選択肢が限られていることをあらわします。
信号が変わり歩道を渡るイメージは、コミュニケーションの次のステップを暗示します。反対に、歩道を渡れない・歩道で立ち往生するイメージは、コミュニケーションの停滞を暗示します。
・道路標識の夢
道路標識を見る夢は思いがけない対人トラブルを暗示することがあります。標識の種類に関係なく、日常生活や対人状況に気配りや配慮をうながします。
特に生活リズムの乱れによる注意力の欠如、いつもと違う生活サイクルや周囲の人の入れ替わりに注意をはらってください。
・歩道や住宅の風景は人恋しさのサイン
住宅街や町の歩道を歩くイメージは、変わらない日々や仕事・学習に疲れをためている状態を反映することがあります。
人通りのある繁華街の歩道であるほど、寂しさは少なくなっていますが、人通りのない住宅街や近隣の歩道のイメージは、行動範囲が狭い状況を反映し、もっと自身のフィードを広げることをうながします。(梶原まさゆめ/ライター)