1.ときめく人がいない
「なぜときめきがないのでしょうか。ある程度の年になると、人間は相手に対して厳しくなります。観察力や判断力が育ってくるからでしょうね。無条件に「ステキ!」と感動することが、なかなかありません。」
「ときめかないんだから恋愛も始まらない」、確かにそうかもしれません。でも、もしかして自分に合う人だったかもしれないのに、「どうせ私なんてだめ」と思ってしまったり明確な理想のタイプがあり、それに当てはまる人と恋愛をしてきたため、そのタイプ以外の人はときめき対象外として無意識に排除してしまったりしてはいませんか?
この「ときめきの思い込み」の対処法は、新しい感性を取り入れて自分を磨くこと。習い事をしたり、映画館や美術館に行ったり、生活に刺激を与えて心を充実させましょう。そうして自分に自信がつくと、広い視野で人と接し、相手を受け入れることができるようになります。
2.価値観が合う人がいない
「そもそも価値観とは、それが違えば一緒になれないと決めるほどに重大なものなのでしょうか。(中略)もし価値観の違いがあってそこにこだわりがあるとすれば、一緒に解決していけばいい。何も同じ価値観で統一し、一方が一方に従う必要もありません。」
「価値観の違い」というと、カップルや夫婦の別れの原因に挙がりがちですよね。確かにみな「ここだけは許せない」という部分はあるでしょう。とはいっても、もともと育ってきた環境が違うから、全てがぴったり合う人なんていうのはほぼいないのです。「価値観が合わないからこの人とは無理」と考える前に、「価値観が合わないところがあるから、そこに関してはお互い干渉しない」というように、お互いに我慢したり、譲歩したりと、付き合い方を変えてみる努力をするべきかもしれません。
3.外見だけは譲れない
「ひそかに、”見た目”がはずせない条件なのという女性は案外多いと思います。(中略)でもその彼が、ほかの誰よりも自分自身が好きな人だったらどうでしょうか。」
人間が美しいものに惹かれるのは当然なので、イケメン好きは決して悪いことではありません。ですが、「イケメンな自分が好き」な自己陶酔型の男性だと、大切なのはあくまで自分なので、非常に自己中心的で、いざというときにも頼りになりません。「いい人なんだけど、外見が好みじゃないから・・・」と踏み切れないのであれば、彼とともにスポーツやアウトドアを楽しんでみましょう。映画や食事のデートでは、結局のところルックスが大きな評価対象になりがちですが、アウトドアな場で見てみると、「頼り甲斐」や「男らしさ」を見ることができるので、イマイチだった彼の魅力に気付けるかもしれません。
4.一人でいるのも女子だけで集まるのも楽しい
「「一人の自由や楽しさを知ってしまったのに、いまさら誰かと一緒なんて」「ときどき開く女子会も楽しいしね。今の生活に満足だわ」というあなた。それがいつまで続くか、考えたことはありますか?」
この文章にゾクッとした人もいるのではないでしょうか。一人、また一人と女子会メンバーは減っていき、気付けば女子会メンバーは自分だけ。結婚した友達が近くに住んでるけど、彼女の悩みは家庭のことで話が合わない・・・。女子会とは、単にメンバーが仲良しだから楽しいのではなく、全員に共通の悩みがあるからこそ楽しいのです。話が合わなくなった女子会は、苦行でしかなくなります。
また、余りにも一人の自由な生活に慣れてしまうと、その自堕落さからどうしても脱却できない・・・という状況にも陥りかねません。すこしでも「このまま一人で生きていけるのかな・・・」と不安に思うのなら、何か新しいことを始めるなどしてマンネリ化した生活を活性化させるところから始めましょう。
おわりに
いかがでしたか?「恋愛なんて別にもう・・・」と思っていたけれど、これを読んでなにか引っかかったという方は、まだ恋愛を引退するのは早いかも。一度、今の自分の生活、これからの自分の生活を考えてみてください。
参考著書:ゆあん『忘れた恋のはじめ方』朝日新聞出版
(Sakura/ハウコレ)