陰陽五行は2つの考え方と5つのエレメントで説明されます。「陰・陽」は、女性(陰)と男性(陽)がそうであるように、お互いを支え合っている存在です。このバランスがものごとの調和を保つものとするのが「陰・陽」の考え方です。そして五行は木「春」・火「夏」・土「季節の変わり目」・金「秋」・水「冬」の5種で自然現象の四季変化を観察し抽象化されたもの。その思想に根ざして、性格を改善するための食材をご紹介。今回は木「春生まれ」(2月4日~4月17日)の人に向けての自分磨きレシピを伝授しちゃいます!
春生まれ(2月4日~4月17日)の人の本来の良い性格…仁「思いやりと優しさ」
あなたは春の陽気のようにのびのびとした性格でとてもロマンチスト。本来はお嬢様タイプと言えます。探究心が強くインテリなのですが、柔らかな春風のような性格なので嫌味がないでしょう。しかしそれだけに八方美人にもなりがちで、やや決断力に欠けるところがあるかもしれません。もう少し人の信頼や好意に目を向けてみると良いでしょう。
春生まれ(2月4日~4月17日)の人に必要な要素…金「イライラを取り除く」
あなたにとって修復すべきポイントは「イライラを取り除くこと」です。気のめぐりをつかさどる肝臓の機能が弱ると、イライラをためやすくなります。怒りを爆発させないように、肝臓のストレスを除く食べ物で気のめぐりを良くしましょう。そこで今回は木のエネルギーを癒す食べ物で、恋の修復レシピをご紹介致します。
春生まれ(2月4日~4月17日)の人の「自分磨き」レシピ
メイン食材…肝臓のストレスをとる「鶏肉」
鶏のマーマレード煮
・材料(2人分)
鶏もも肉…1枚
ピーマン…1個
しめじ…1/2株
A マーマレードジャム、濃口醤油…各大2
塩、こしょう…各少々
・作り方
1.鶏肉は一口大に切り、ピーマンは棒切りにし、しめじは小房に分ける。
2.鍋に鶏肉とAを混ぜて広げ蓋をし、弱火で5分程加熱する。
3.鶏肉は器に盛り、残り汁に水(大2)、ピーマン、しめじを加えて炒り煮をする。
自分磨きレシピがもたらす効果
この自分磨きレシピを、「木のエネルギー」を癒したい時に食してみて下さい。肝臓の疲れを緩和する食材としては、牛肉、砂肝、鶏肉などの脂身が少ない肉類、あじ、いわし、さんまなどの青魚に、さけ、たいなどの白身魚、ブロッコリー、にんじん、しゅんぎく、かぼちゃなどの野菜類、その他いちご、ぶどう、いちじく、小麦、そばなどが効果的。弱い傷ついた木のエネルギーを癒すには、酸味が強いものを食する事がポイント。筋肉を収れんさせ、体内に水分を貯めることで心身ともに健康になれるはず。イライラがなくなり、人間関係のバランスも整えられるでしょう。
おわりに
中国古来の文献には、食べ物の持つ属性が陰陽五行の観点から人体に与える影響について書かれています。薬膳料理などが「身体で弱い部分は、食べて補う」という発想なのと同じということですね。易学研究で有名な陳怡魁(ちんいかい)先生もこの点に注目し、色の重要性を説いているとされます。自分の持つ性質から、自分に必要な栄養を取り入れる、この「開運レシピ」。どうぞ日々の食生活の中に取り入れてみて下さいね。(脇田尚揮/ライター・監修/料理研究家HITOMI)