陰陽五行は2つの考え方と5つのエレメントで説明されます。「陰・陽」は、女性(陰)と男性(陽)がそうであるように、お互いを支え合っている存在です。このバランスがものごとの調和を保つものとするのが「陰・陽」の考え方です。そして五行は木「春」・火「夏」・土「季節の変わり目」・金「秋」・水「冬」の5種で自然現象の四季変化を観察し抽象化されたもの。その思想に根ざして、脳を活性化させ仕事で活躍できる食材をご紹介。今回は金「秋生まれ」(8月8日~10月20日)、水「冬生まれ」(11月8日~1月16日)の人に向けての脳活レシピを伝授しちゃいます!
金「秋生まれ」(8月8日~10月20日)の仕事のスタイル
あなたは人の助けを得ずに自力でなんでもやり遂げようという精神の持ち主でしょう。集中力があるため仕事のスピードは早いのですが、自分の意見を曲げないため視野がやや狭くなりがち。冷静で合理的な発想を好むため、意志の強さと合わせて、目標を定めると達成するまで続けるでしょう。自分だけでなく他人にも完璧さを要求するためストレスを溜めやすいところも。考えすぎて頭を疲れさせないように気をつけて。
水「冬生まれ」(11月8日~1月16日)仕事のスタイル
あなたは柔軟性があり、変化に富んだ仕事を次々にこなしていくタイプでしょう。好奇心が旺盛で新し物好きな一面もあるため、目先が変わる仕事の方が長続きしやすく達成感があるでしょう。チャレンジ精神もあり、一箇所でじっとしているよりも営業や技術など、動きのある仕事のほうが個性を活かせるでしょう。たくさんの情報を頭の中で組み立てるので、脳を活性化させることで、さらに効率UPに。
金「秋生まれ」(8月8日~10月20日)、水「冬生まれ」(11月8日~1月16日)の人のポジティブレシピ
メイン食材…脳を活性化させる「カレースパイス」
秋生まれ、冬生まれ
ドライカレーのサンチェ包み
・材料(2人分)
豚挽き肉200g
玉葱…1個
サンチェ…10枚
生姜…1片
A 水…200cc
白ワイン…50cc
カレー粉…大2
砂糖、片栗粉…各小2
塩…少々
サラダ油…大1
・作り方
1.鍋に油を入れて玉葱と生姜のみじん切りをきつね色に炒め、豚挽き肉を加える。
2.Aを加えてとろみが付くまで混ぜながら煮る。
3.サンチェで巻いて頂く。
脳を活性化するためのレシピで改善する症状
朝の目覚めが悪く、午前中はぼーっとしていたり、コーヒーを飲まなければ目が覚めないといった冷え性の人に特に効果的です。火のエネルギーを取り入れ、食事で身体の熱量を上げることで脳が活性化します。特に、スパイス類を料理に使うと良いでしょう。シナモンや生姜、唐辛子、カルダモンなどを使うと、頭の回転が早くなるでしょう。他にも、貧血気味の場合にも効果的です。
おわりに
中国古来の文献には、食べ物の持つ属性が陰陽五行の観点から人体に与える影響について書かれています。薬膳料理などが「身体で弱い部分は、食べて補う」という発想なのと同じということですね。易学研究で有名な陳怡魁(ちんいかい)先生もこの点に注目し、色の重要性を説いているとされます。自分の持つ性質から、自分に必要な栄養を取り入れる、この「開運レシピ」。どうぞ日々の食生活の中に取り入れてみて下さいね。(脇田尚揮/ライター・料理研究家HITOMI/監修)