何年も彼氏がいない女子からよく聞く言葉に「恋愛する意味が分からない」というものがあります。先日はこの言葉に加えて「エッチをする意味も分からない」という言葉を聞きました。
恋愛における「向き不向き」
恋愛やエッチは、したければすればいいものですし、したくなければしなくてもとくに支障のないことです。
今の時代は――というか、もう何十年も前から――若い女子は恋愛をするものだという風潮がありますが、そもそも恋愛やエッチには、向き不向きがあります。
運動や音楽、絵画、学校のお勉強……どれにも向き不向きがあるように、恋愛やエッチにだって向き不向きがあるので、無理にやるものではない。
そして、一般的な傾向としては、恋愛に不向きな人が「恋愛する意味とは?」という、思春期になりたての少女のような疑問(疑念)を抱いているようなかんじがします。
それでもとにかく恋愛をしたいとお思いの女子は・・・
それでもとにかく恋愛をしたいとお思いの女子は、物事における「意味」を考えることを放棄してみることです。
お見合い結婚はしたくない、だからどうしても恋愛結婚という選択肢しかないけれど、でも恋愛ってどうやってすればいいんだろう……こんなことを頭であれこれ考えるくらいなら、美味しいものをお腹いっぱい食べて、寝たほうがいいです。
恋愛って、言うまでもないことですが、好きだからするわけで、その意味や意義を考えてしまっているということは、相手のことが「そこまで好きではない」ということでしょう。
長く付き合っているケースは・・・
長く付き合っていると、どうしても「なぜ私はこの彼と付き合っているのだろう」という疑念が頭をよぎることもあるでしょう。
でもそれだって、そのうちふたたび彼のことが大好きになれば「好きだから一緒にいる」というきわめてシンプルな答えが出ておしまいですよね。
そういう答えが出てこないと、これまたシンプルに「別れる」とか「離婚」という答えが自然に出てきます。
恋の答えはいつもシンプル
恋愛やエッチのように「やろうと思えば誰でもができる行為」というのは、どんな問題にぶち当たっても、きわめてシンプルな答えしか出ないようになっています。
突き詰めて言えば、好きか嫌いか、というだけのことです。資格が必要のないことというのは、そういうことです。
たとえば、走ることは誰でもできます。でも、走ることが人よりもうんと好きだからマラソンの選手になるのでしょう。
ピアノだって誰でも弾けます。「ネコ踏んじゃった」くらい誰でも弾けますよね。でも人よりもうんとピアノが好きだからピアニストになるのでしょう。
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つまり「資格が必要のないこと」を得意になろうと思えば、好きになるしかないのです。
だから恋愛上手になろうと思えば、心が震えることをいっぱいすればいいと言えます。(ひとみしょう/ライター)