1.甘えの男ゴコロ
「「今までこんなにたくさんカッコ悪い所を見せたのだから、彼女は俺に愛着が生まれているに違いない。(中略)」彼は自分が彼女にとってやんちゃな息子のようなものであり、かけがえのない存在だと勝手に決めつけています。」
交際が長くなってくると、「オレの悪いところも全部愛してくれるはず」という甘えゴコロを出す彼。何でも許されると思っているので、時間を守らない、急にキレる、理屈が通用しないなど、非常識な振る舞いを連発します。
過去の彼女がとにかく彼に尽くし、甘やかし、従ってきたという経験があるため、彼は自分のワガママっぷりを改めようとは思いません。こんな男の更生方法は、拒絶のみ。「もうあなたとはやっていけない」とはっきり伝え、電話もメールも遮断しましょう。本当にあなたを思っているなら、彼は自分を改めようとします。
2.惰性の男ゴコロ
「揉め事が嫌いだというだけで別れが切り出せない男ゴコロに注意!彼の心は完全に冷めている。」
これも長く付き合っているカップルに多いパターン。彼はもう倦怠期を感じているのに対して彼女の気持ちが重く、どんどん関係は冷えきっていきます。長く付き合ってきただけに「彼女の友達にもいろいろ言われそうだし」「別れ話で揉めるのは嫌だし」と、ずるずる別れを先延ばしにして、電話は義務的に掛け合うだけ、わがままを聞いてくれるけどまるで仕事をこなすかのようだったりと、名ばかりカップルになってしまいます。
関係を終わらせたがっている彼にあなたが出来ることは、自分が変わるか、別れを切り出すかのどちらかです。彼のことが大好きで別れられないのであれば、思い切って「私に直して欲しいところある?」と聞いてみましょう。揉め事を避けたい彼も、聞かれれば答えてくれるはずです。
3.孤独を紛らわせたい男ゴコロ
「孤独に病んだ男ゴコロは、誰でもいいからそばに居てくれる女性を求めることがあります。(中略)かと言ってその女性を彼女にして、将来的に結婚しようというポジティヴな感情はありません。」
頻繁に連絡を取りあって会うことを続け、一見普通のカップルのように見えますが、ただ寂しさを紛らわせたいだけ。あなたがどんなに本気になっても、それは彼にとっては「いつも自分を愛してくれる都合のいい相手」でしかありません。
彼は本当にあなたを愛してくれているのか、それともただ孤独を埋めたいだけで、相手は誰でもいいのか。勇気のいることかもしれませんが、早めに真実を確かめたほうが身のためです。
時には彼からの連絡を無視してみたり、彼以外の他のことを優先させてみましょう。彼が本気なら、あなたを追いかけてきてくれるはずです。
4.便利だからという理由でつき合う男ゴコロ
「非の打ち所のない彼女ぶりを見せる女性が陥りがちな罠があります。それは彼の役に立つことばかり考えているうちに単なる家政婦になってしまうということです。」
彼を支えることは大事なことですが、あなたばかりが彼のために時間と労力を使って、彼はその間に自分のやりたいことをやって、友人と遊びほうけたりしているのであれば、それは不公平です。
こんなに頑張っているのに、誕生日も祝ってくれない、体もいたわってくれない、将来の話もしてくれないなど、「普通のカップルで普通に行われること」すらしてくれないなら、一度「私ってあなたの家政婦なの?」と聞いてみましょう。それが誤解なら、彼は自分の生活を改めてくれるはずです。
5.夫婦みたいだからとタカをくくる男ゴコロ
「二人の間には長期の恋愛期間がもたらしてくれた信頼と安心感があるんだだと言うことも忘れた関係になってしまいます。」
優しい言葉や会える喜び、セックスなど、恋愛におけるときめきは消滅し、結婚する前にただの同居人になってしまうパターンがあります。彼は「全てやり尽くしたからこそたどり着いたシンプルな関係」を自信と達成感すら持っていて、居心地がいいと感じています。また、あなたもそう思っていると信じて疑いません。こうなると女性は新しい恋愛がしたくなり、ちょっとした誘惑に負けて二人の関係が壊れるという、いわゆる「長すぎた春」状態になることも。
彼は今の関係がじゅうぶん心地良いと感じているので、もしあなたが本気で結婚したいなら、外堀から埋めていくしかありません。親に会う、将来の話をするなど、”結婚を考える場”を用意することで、彼が新しい一歩を踏み出すきっかけを作りましょう。
おわりに
いかがでしたか?「この人だ!」と思って始まって長く続いた恋も、問題をほうっておくとふとした瞬間に崩れてしまったり、永遠に未来が見えない、先のない恋になってしまいます。気持ちのすれ違いをなくして、お互いが望んだ形で、お互いを大事にする恋愛をしたいですね。
参考文献:潮凪洋介著『恋愛デトックス』宙出版
(Sakura/ハウコレ)