こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。
女性のDV被害が年々、深刻になっているのは皆さんもご存じかと思います。
しかし、その陰に隠れて今、男性のDV被害も増えてきているんです。
警察庁の調査によると、2014年のDV被害件数のうち5971件は男性の被害件数として挙げられています。
これは2010年の796件よりも約7.5倍に増加していて、かなり深刻な問題として取り上げられています。
「逆DV」とも呼ばれるこの状況があまり知られてないこと、女性ばかりが被害に遭っている情報しか流れてこないこと、この2つに私はとても恐怖を覚えました。
そこで今回は、女性がDVの加害者にならないために気を付けるべき4つのことをご紹介したいと思います。
1.周囲への不満を人にぶつけない
「DVする人って人間関係のストレスを人にぶつけているような気がする。人に当たることでストレスを解消しているというか・・・。」(27歳/女性)
人間関係を築く中で不満は避けて通れない道です。
その不満を、別の人に当たって解消している人はDVの素質が大アリと言っても良いでしょう。
それが振り切ると、暴力や陰湿な嫌がらせに繋がっていきます。
自分も相手も傷つけない恋愛をするためには、自分に合ったストレス解消法を見つけることが不可欠です。
2.相手の私生活を知りすぎようとしない
「女の子って男のことをすごく知ろうとするじゃん。だけど、それって男からしたらかなり迷惑というか・・・苦痛なんだよね。」(24歳/男性)
これは女性特有の観点かもしれません。
好きだからこそ、相手の全てを知りたくなってしまいますよね。
しかし、男性側からしたら「精神的な苦痛」を伴うことがほとんどです。
DVは暴力だけでなく、精神的な苦痛も含まれることがしばしばあります。
「私は好きになったらこのタイプかも・・・」と感じる方は、要注意です。
3.家族との関係を1回見直してみる
「私の男友達が彼女に嫌がらせを受けていたけど、彼女、どうやら家族と上手くいってなかったみたい。何も言えないけど、家族との関係は大事だと思う。」(26歳/女性)
DVの加害者になってしまう人は、家族と上手に関係が築けていないなんてよく言いますが、実際にその傾向がある、と感じる人もいるようです。もともと一番身近であるはずの家族との接し方は、同じく身近な存在の恋人にも影響するのかもしれません。
過去に私も、DVとまではいきませんがお付き合いしている人から言葉の暴力を受けたことがあり、密かに相手の家族関係を調べてみたら、家族とはほぼ絶縁状態だったなんてことがありました。
もちろん、家族と関係が築けていないからといって、DVの加害者になってしまうとは断言できません。
家族との関係を見直すと、自分の事が少しわかってくるかもしれません。是非1度やってみてはどうでしょうか。
4.「こうあるべき」の考えを捨てる
「男子はこうあるべき、女子はこうあるべきっていう考えがDVにつながるって聞いたな。これには少し納得した。」(29歳/男性)
いわゆる「男女尊卑」や、行き過ぎたフェミニズムなどでしょうか。「こうあるべき」に当てはめて相手を尊重しないことが、DVの原因でもあるようです。
「男の人はこうあるべき」というのが強すぎると、そこから彼が外れた時にひどく非難したり、結果としてDVへとつながっていくのかも。
おわりに
女性は男性よりも陰湿な分、DVになるとかなり厄介です。
相手も自分も傷つけないためにも、この4つは是非とも覚えておきたいものですね。(矢沢ゆう/ライター)