「追いかける恋が成就しづらい」と聞いたことがあるかもしれません。それであれば、追いかけないでしれっとしていたら恋はうまくいくということになります。
なぜ追いかける恋はうまくいかないのか?
追いかける恋をしていたら、嫉妬心がどこからともなく湧いてくるから成就しづらい……ひとつにはこういうことが言えると思います。
嫉妬をしてうまくいくことなど、この世になにひとつありません。
それはもう怒りとおなじです。
怒りまくって、物事がうまく運ぶのなら、なんぼでも怒ってるわ!
こんなことを言うひとがいますが、まったくもっておっしゃるとおりで、嫉妬だっておなじでしょう。
追いかけないと彼は消えてしまうのか?
では、嫉妬しないように、つまり彼を追いかけないようにすれば恋はうまくいくのか? と言われたら、うまくいくこともあるでしょうし、追いかけてこないのをいいことに、ほかの女子のところに行かれてしまったということもあるでしょう。
でも、それはそれでしかたがない。もちろん当の本人にしてみれば「しかたがない」で済まされない問題だというのはわかっています。
でも、しかたなかったよね……と思える恋も、1回や2回くらいは経験しておいたほうが、あとになって人間に幅が出てくるので、それはそれでいいものです。
追いかけなくとも恋が成就する方法
追いかけなくとも恋が成就する方法があるとすれば、それは、人間に幅を持たせることでしょう。
つまり、たとえば、パッとだれかに会ったときに、相手が「負けた」と思うパターンってありますよね?
圧倒的に人間力がちがっていて、相手はもうぐうの音も出ないほどだった……というパターン。
あなたの存在が、相手にとって圧倒的であればあるほど、あなたは優位に立つことができて、相手を追いかけなくてもすむ。それどころか相手に追いかけられる存在になる。
男子はどうなのだろうか?
ちなみに、男子は「追いかけたい」と思っている節がある。
もちろんひとによります。
ひとによりますが、POPソングの歌詞によく登場する男心は「愛の谷間でおぼれたい」的な、女子を追いかけて追いかけて、ロマンティックに犯されたいみたいな男心。
女子のことを追いかけたいと思っている男子を、女子みずからが追いかけたらどうなるのか?
木の周りをグルグルとまわって、最後にはバターになった……みたいな童話になるのでしょうか?
ま、追いかける恋は嫉妬心が伴うので、成就しづらいってことです。
嫉妬心が全面に出てきたら「そんなじぶんはイヤだ」と、誰だって思うはずです。
深呼吸して、べつのことをしたほうがよさそうです。
べつのことをしているうちに、あなたが追いかけたいと思っていた彼は、あなたのことを追いかけてきますって。
追いかけてこなくても、追いかけてくると思い込む力。
これも大事な恋愛力です。
(ひとみしょう/ライター)
(こいずみさき/モデル)
(柳内良仁/カメラマン)