みなさんもお気に入りの香水があると思いますが、正しくつけていますか?
香水の種類やつける場所によって、その効果は大きく変わります。香水はあなたのイメージアップにつながる大切なアイテムの1つです。お気に入りの香りを心地よく楽しむために、香水のことをもっと知りましょう。
1. 香水の種類
先ずは香水の種類と一般的な持続時間をみてみましょう。
・Parfum(パルファム):約5~7時間
・Eau de Parfum(オードパルファム):約5時間
・Eau de Toilette(オードトワレ):約3~4時間
・Eau de Cologne(オーデコロン):約1~2時間
メーカー(ブランド)により、同じ種類でも持続時間や濃度に違いがあります。これは香水の持続時間や濃度に法律による規制がなく、各メーカーが自身でガイドラインを作成しているためなのです。上記はあくまでも香水を選ぶ際の目安として覚えておくと良いでしょう。
2.香水の選び方
香水の成分(原料)は通常、水・エタノール・香料です。香水は着けた時から時間が経つにつれ、徐々に香りが柔らかくなってきます。香水をつけた時にツンと鼻をつく臭いは、エタノール(アルコール)が最初に飛ぶことによる現象です。
香水を選ぶ時は、このエタノールが飛んだあとの香りが本来の香りと思ってください。店頭で香りを確認する時は、試香紙(ムエット)に香水をつけて2~3回振って、エタノールを飛ばした後の香りを嗅ぐようにするとよいでしょう。
3. 香りが長持ちするつけ方
香水はどこにつければ香りが長持ちするのでしょうか?
実は、脈の打つところにつければ、香りを長持ちさせることができます。
脈の打つところとは、血管が最も皮膚に近い場所のことです。お気に入りの香水を適切な部分(手首の内側、胸の谷間、膝の後ろ、肘の内側等も)につけると、香水が体温に反応し、一日中香りを楽しむことができます。また、香水は乾燥している肌につけると早く消えてしまいますので、保湿剤(ボディクリーム等)を塗ってから香水をつけると更に長持ちします。ただ、保湿剤は香水と混ざらないように無香料の物を選んでください。最近は柔軟剤も汗に反応して香りが立つ商品が人気のようですが、香水をつける人は避けた方がよいでしょう。
香りの種類によっても長持ち度は違います。柑橘系の持続時間は短めな一方、ムスク系やウッディ系は油分の蒸発速度が遅いので長持ちします。
香水のつけ方にルールなどはありませんが、注意してほしいのは「擦りつけない」こと。両手首を擦り合わせている人を時々見ますが、擦ることで香りがつぶれてしまう場合があるので注意しましょう。ほのかに香り立たせたい人は、スプレータイプで空中散布し、その下をくぐる方法がお薦めです。
おわりに
メイクと並んで、香水はイメージアップに重要なツールの1つです。お気に入りの香水を効果的に使えるようにしたいですね。
(下山 一/ライター)