1.ケンカしたまま1日を終える
「口論は不愉快なもの。できるだけ早めに片をつける必要がある。ふたりは毎日新鮮な気持ちでスタートさせるべきで、そのために言い争った気持ちのまま、ベッドに入ってはいけない」
ベッドは、ふたりの愛を深めるためにあります。気分が晴れないからといって、お互いに背中をむけて寝てしまうと、次の日の朝起きた時もイヤな気分で一日がはじまることに。
翌日まで持ち越すほど、大きな問題ってそんなにないはずですよね。とにかく寝るときは、「今日も一緒にいてくれてありがとう」と穏やかな気持ちで眠りにつくようにしましょう。
2.相手に謝らせる
ケンカをしていると怒りが抑えられずに「相手が謝るまで絶対に許さない!」などと意地を張ってしまうこともありますよね。でもそれではいけません。自分から謝るのが、ケンカのルールです。
「ほんとうは自分が正しいと思っているのに、「ごめん」と言うなんて偽善的だろうか?あなたは、自分の意見や行動についてあやまるわけではない。お互いの意見のちがいについての議論をケンカに変えてしまったことをあやまるのです」
「本当は言い争いをしたくないの。せっかくのふたりの時間なのに、口論にしてしまってごめんね」とひとこと言えば、きっと彼も「俺の方こそ、意地をはってごめん」と謝ってくれるはず。また、大人な振る舞いをするあなたに好感をもってくれることでしょう。
3.パートナーの問題に無関心
「パートナーの問題はふたりの問題。ふたりで協力し、解決しなければならない。なぜそれが問題なのか、その問題を解決し、新たな問題に悩まされないためにするにはどうすればいいかを、意見交換してほしい」
これは若い男性にありがちなことですね。面倒なことには関わりたくないから、「彼女の問題」に背を向けてしまうのです。
彼に悩みを相談した時に、「うーん、それはお前の問題だろ?ちゃんと考えて解決しなよ」なんていう男だったら、ケンカをする前にお別れしたほうがいいでしょう。彼が本当にあなたのことを愛しているなら、あなたが真剣に悩みを訴えているときに「自分は特に問題には感じないけど・・」などのひとことで済ませたりはしません。
4.感情にまかせて物を言う
「パートナーに対してストレスの限界を感じたら、自分の気持ちをパートナーに知らせた方がいい。ただし、ここでひとつ大事なルールがある。愛情とユーモアを交えて伝えることだ。相手に伝える前に、自分が同じことを言われてがまんできるかどうかを考えてみよう」
ケンカは傷つけあうためにするのではなく、相手を深く理解するためにするということを忘れないことが大切です。そうすれば、自然と言葉も選びながら話ができるようになるでしょう。
5.相手に責任を押し付ける
「ついつい身近な人を責めてしまうのは、心の底では自分が悪いとわかっているから。もっと大人になって、笑顔で責任を引き受けよう。そして、自分とパートナー、どちらも失敗することがあると認めよう」
どんなケンカであっても、どちらか一方だけが悪いということはありません。言い争いの原因は、両方にあるのです。相手を責める前に、まずは自分の非をうたがってみてください。
6.黙り込む
「相手の考えや気持ちを知るには、話し合う以外に方法はない。けんか腰になったり、ふきげんな気持ちを表に出さないように、ただあなたがどう考え、感じているかだけを伝えよう」
ケンカをして黙り込んでしまうのは幼い証拠。「黙っていれば彼がなんとか解決してくれる」という甘えの気持ちの現れです。あなたがいつまでも子供でいると、そのうち彼は愛想をつかしてしまいますよ。自分の気持ちを整理して、コミュニケーションを大切にしてみましょう。
おわりに
いかがでしたか。
どうしても許せない!自分から謝るなんてありえない!そう思ったら、「自分のちっぽけなプライドをぐっと飲み込む努力」をしてみましょう。感情をコントロールするスキルが身につけば、きっと彼といまよりも仲良くなれるはずです。
参考文献:リチャード・テンプラ―『上手な愛し方』ディスカバ―
(さとみん/ハウコレ)