大人の恋愛、子供の恋愛。このフレーズを聞いて、あなたはどんなことを思い浮かべるかな?
大人と子供の恋愛には確かに違いがあるけれど、それは優劣があるという意味ではないよ。ただ人それぞれに好みがあるっていうだけなんだね。
だから、子供恋愛のほうが好きっていう人がいてもいいんだ。あなたはどちらのタイプの恋愛をしたいかな。今回は、子供恋愛のほうにスポットを当てて見ていこう。
1.アリ/ナシを即断
子供恋愛の特徴の1つめは、相手が恋愛対象としてアリかナシかを、見た瞬間に決めてしまうこと。
見ただけですぐわかることといえば外見しかないから、外見だけでその相手のアリ/ナシを決めるってことだね。誰にだって自分の好みの外見っていうのはあるし、その自分の感性に正直に従うのはぜんぜん悪いことじゃないよ。
相手に直接「あんたムリ」とかって言うんじゃなくて心の中で思ってるぶんには問題ないもんね。こうやってすぐにアリ/ナシを決めるとどうなるかっていうと、モチベーションが急上昇するんだ。
好みのタイプの男子を見つけたら猪突猛進、しかも好みじゃない男子とは最初からかかわらないから、そのぶん好きな男子に自分の全てのリソースをつぎ込むことができるよ。
2.胸が苦しい
好きなタイプの男子を見つけるとやる気が出てくるけれど、子供恋愛だからといってみんながみんな肉食女子みたいにアプローチしていけるわけじゃない。
中には積極的にかかわっていけず、好きな彼のことを自分の中でずっと考えているだけになる人もいるよ。彼はいま何をしているんだろう、彼の好きなものはなんだろう、私のことをどう思っているんだろう、あ、もしかして彼といま目があった……?
彼のことを考えるだけでドキドキしたり、胸が苦しくなってきたり。ワクワクして楽しい気持ちもあるけれど、それ以上に息苦しさがだんだんと強くなってきちゃうんだ。
昔から言われてる「恋の病に薬なし」っていうのは子供恋愛にこそ当てはまるんだね。
3.出会った頃がMAX
素敵な男子と運命的に出会い、雷にうたれたように恋に落ちる。激しく高まる胸の鼓動、愛は一気に燃え上がり幸せの絶頂へ。
おとぎ話ならそれでめでたしめでたし。幸せに暮らしましたとさ、で終わるんだけど。
現実の私たちは、付き合ったあとにも普通の生活が待っているよね。
カップルになってしばらく暮らしていると、出会った頃はあんなに好きだったはずなのに、時間が経つほど「あれ、なんか違うな」って思ったりして。
いつの間にか彼を好きな気持ちが減っている自分に気がついたりするの。
もしかして運命の人はほかにいるのかも……なんていう思いも浮かんできて、ますますいまの彼とはギクシャクしてきちゃったり。出会った頃がMAXっていうのが子供恋愛の特徴の1つだよ。
4.長続きしない
こんなふうにして彼氏との関係作りがうまくいかないから、付き合ったとしても意外と早く別れてしまう。あんなに好きだったはずなのに、どうしてだろうね。
実は、あんなに好きだったからこそなんだよ。どんな人にも、良いところと悪いところがある。付き合って深くかかわっていくと、最初は見えなかった相手の悪いところも見えてくる。
そんな悪いところもひっくるめて相手を好きになったわけじゃなく、彼の良いところだけを見て好きになっていた女子の場合は、ちょっと悪いところを発見しただけで「やっぱりこの人じゃない」とかって思っちゃうんだね。
これは男子から見ても同じ。女子のほうも自分の良いところだけ見せて付き合い始めると結局あとで振られちゃうことがあるよ。
羽林由鶴さんからのメッセージ
子供恋愛の特徴が少しずつわかってきたかな。子供だからダメだとか直さなきゃとかいうことではなく、単純にどんな特徴があるのかを知っておくだけでだいじょうぶだよ。
知ったうえで、子供恋愛のほうが好きだなあって思う人もいていいんだ。
たとえ長続きしなくても胸が苦しくても、あの恋焦がれる一瞬のドキドキを味わいたい……っていう考えかただって全然変じゃないよ。
大人の恋愛をしたい男子とは合わないけれど、男子にだって子供の恋愛をしたい人はいるから、そういう人と一緒に素敵な体験ができるといいね。
(羽林由鶴/ハウコレ)
(横田 彩夏/モデル)
(柳内 良仁/カメラマン)