「ガールからレディへ――」
いわゆる「キラキラ女子大生」向けだったある女性誌が、キャッチコピーで「大人のカッコいい女性」路線を最近は打ち出しています。
「スカートよりパンツ!」「色気」という言葉も最近よく見かけるようになりました。
素敵なレディになるには何が必要なんでしょう?
ファッションだけでなく、「自分の事だけで精一杯」な子供っぽい自分はもう卒業したい!
そんな「脱ガール」を目指す女子たちに、「オトナの恋愛」をはじめるために
今身につけておきたい事をお伝えします。
1.自分より相手のことを考える
「学生のときは、彼氏が自分のために何をしてくれるのか、そればかり重視して一喜一憂していたんだよね。
でも本当の愛情って、相手に何か求める事ではなく『この人のために何かしてあげたい』と思える関係を築く事じゃないかな」(24歳/女性/メーカー)
記念日は覚えていて欲しい、連絡はすぐに返して欲しい、たまにはプレゼントも欲しい…
相手に見返りを求めてしまうこうした考え方は「大人の恋愛」には不要。
人間は元々、自分優先にできているので、「自分<相手」というスタンスを取るにはかなりの労力を要します。
だからこそ、相手の顔を思い浮かべ「彼は今何を望んでいるかな」と自然に考えられるまでに成長できれば、それは「レディへの仲間入り」なのです。
2.自立した関係を大事に
「社会人になると、会いたい時に自由に会えるわけじゃない。
無我夢中な恋愛は青春そのものだったし、いい思い出だけど。依存的な恋愛じゃなく、仕事を通じて、それぞれのフィールドでお互い頑張れるように、お互いを高め合う恋愛をしたい」(23歳/男性/出版・編集)
今は時間が有り余っている大学生も、そのうち自分の将来を真剣に考えなければならない時期が必ずやってきます。また社会に出てからも、新人の頃は仕事を覚えるのに毎日必死で恋愛どころではないかもしれません。
「彼=私の全て」な依存的な恋愛をしている人はちょっと要注意。仕事や趣味に精を出して自分の軸をしっかり保ちつつ、ふとした瞬間に「彼も頑張ってるかな」と思い出して力が漲ってくるような、そんな関係が「オトナの恋愛」だと言えるでしょう。
3.心に余裕を持つ
「仕事で日々忙しい中でも、密かに料理教室通ってたり、通勤中に本読んでる女性とか、なんかいいなって思う。
そういう人と話してると、やっぱり話も弾むんだよね」(25歳/男性/飲食)
手は抜かないけど適度に肩の力が抜けていて、どこか余裕を感じさせる部分がある。筆者は「レディ」に対してこのようなイメージを持っていますが、みなさんはどうでしょうか。
1の「相手の事を考える」にしても、心に余裕が無ければなかなかできません。
「早起きして出勤前はカフェで勉強」「週末は撮り貯めたドラマを見てリフレッシュ」など、なんでもいいですが、忙しい中にも自分なりの工夫で楽しく過ごしている人は素敵ですし、男性から見ても輝いているのがわかりますよ。
4.立ち振る舞いを美しく
「社会人ともなると顔が可愛い・背が高いとかそういった外見の良さよりも、みんなもっと中身の方を見るようになると思います。
言葉遣い・話し方も含めて、ちょっとした所作が丁寧で美しい人は男女問わず人を惹きつけるのでは?」(25歳/女性/塾講師)
「レディ」といえば、「エレガント」というワードが続くような気がしませんか?
この姿勢は美しく見える、といった細かい所作を学ぶマナー講座などもありますが、基本的に難しいことはそんなに必要ではありません。
正しい敬語を使える、清潔感がある、姿勢が良い、食べ方など当たり前に思える事ばかりですが、少し気を遣うだけで周りからは随分違った印象に見られるはずです。
また、日常生活の中で「あ、この人素敵だな」と直感的に思ったとき、その人のマネをしてみるのもいいでしょう。
おわりに
いかがでしたか?
女の子から「大人の女性」にステップアップして、自分を大切にしながらも、彼を好きな気持ちを原動力にできる、そんな「オトナの恋愛」をしてみて下さいね。
(成瀬いづみ/ハウコレ)
(下薗 なおこ/モデル)
(柳内 良仁/カメラマン)