カップルの間での約束ごととしてありがちなのが、「隠しごとはしない」というものです。
一度はこのルールを試したことがある人も多いのではないでしょうか。
だけど、どうやらこのルールの経験者はみんな後悔しているみたいで、あんまり成功談を聞けません……。
パッと見、お互いを理解し合うには重要な気もするこのルール。どこがいけないんでしょうか?
今回は、元No.1キャバ嬢のナナミ・ブルボンヌさんにその理由について聞いてみました。
じつはこのルールが2人の別れの原因になってしまうかも?
1.ケンカが増える
「まずですね、圧倒的にケンカが増えます。だって、隠しごとをしないんですよ? 『女の子と遊んだ』、『合コンに呼ばれた』とかいったことをすべて話すことになりますからね。
当然『なんで断れないの!?』的なことが増えて、言い争いにつながりやすくなります」
カップルといえど、「これは言わなくてもいいよね」的なところは各自判断して、うまくやっていくものです。
それは、相手に余計なストレスを与えないためでもありますよね。毎日毎日、恋人のモテエピソードを聞かされたら嫌でしょう?
2.罪悪感
「はっきり言って、このルールを作っても、絶対に隠しごとはします。『これを言ったら絶対に怒られちゃうな……』というのは、女の子は自分のセンサーで察知して、隠してしまいます。
そんなときに、このルールのせいで『私は悪い人だな』と余計な罪悪感を抱いてしまってよくありませんね」
さっきも言ったように、必要悪としての隠しごとは大事です。
だって、男子ってすぐにキレるでしょう? 自分を守るためにも、ある意味「平気で」ウソをつけることは大事なんですね。
3.人間関係としてありえない
「そもそも、一切隠しごとをしないなんて、家族でも、親友でもしませんよね?
それが、付き合っているとはいえただの他人とするんですから、無理がありますよ」
私も、親とかに「全部話しなさい」とか言われる子供だったので、この辛さはわかるなぁ……。
大事な関係だからこそ、あえて相手に任せるというのも大事ですよね。
4.疑心暗鬼
「きっとそのうち、『本当に全部話してる? ほかにも隠してない?』となってきます。
ようするに、疑心暗鬼ですね。相手のことを知ろうとすればするほど、じつはもっと秘密があるんじゃないか?って気持ちになってくるので、やっぱりこのルールはいけません」
こういうルールって、結局お互いを信じてないってことになっちゃうと思うんです。信じていないから監視しちゃうわけで、「お互いのために」なんてきれいごとですよね。
5.悲惨な暴露大会
「最後の最後、別れるときですね。このルールを最大限に活かして、秘密の暴露大会が行われる可能性があります。
『じつは隠してたけど○○した』、『ずっと思ってたけど〜』といった感じです。このルールで一番怖いところはこれかもしれませんね」
別れるって決まって、お互いにあてつけみたいになってしまって、どれくらいこのルールを破っていたかを言い合う……。
お別れが最悪になっちゃうと、付き合ったこと自体が最悪な思い出になってしまうので避けたいですよね。
おわりに
どうでしたか?やっぱり、相手を信じないと交際はうまくいきません。
それは、「きっとなにも悪いことしない」って信頼じゃなくて、「多少はなにかしたとしても、本当にいけないことまではしないはず」という現実的な信頼感ですね。
お互い人間ですから、完璧を求めてはいけません。そして2人の関係も、完璧なものにはどう頑張ってもできません。
いい意味で、力を抜いていきましょう。
(遣水あかり/ハウコレ)