出会いの春。恋愛のチャンスも何かと増える新学期です。
でも、ふわふわキャピキャピしている女子達をよそに、「私には恋愛なんて必要ない」「時間のムダ。馬鹿馬鹿しい」とバッサリ。
今、そんな風に恋愛に否定的な若い女のコが急増しています。
彼女らはなぜそうなってしまうのでしょうか?
「恋愛なんて世の中で一番無駄」と言い張る女子大生達への取材を元に考えていきます。
1.過去につらい恋愛を経験した
「昔付き合ってた一回り上の男性は、顔もかっこいいし道にも詳しくてドライブにもよく連れて行ってくれたんです。
私の知らない世界を見せてくれる自慢の彼氏だった…はずなんですが、騙されてたんですよね、私。
彼は実は既婚者で、私との付き合いはただの遊びだったと。男性不信に陥り、それ以来私にとって恋愛はどうでもいいことの一つ」(4年・K大学)
これはつらいですね…。恋愛をしたくなくなるのもうなずけます。
もちろんこんな酷い人はごく一部ですが、一度そういう経験をすると世の男全員がそういう風に見えて仕方ないのでしょう。
2.恋愛できないので誤魔化している
「自分がブスなのにイケメンばかり追うような痛い友達がいて、自分はそうなりたくないという思いから、体型や容姿に自信の持てない私は周りには『恋愛は…今はいいかな』と言ってます」(2年・T大学)
「21歳にして、恋愛経験ゼロ!その事実が恥ずかしいので、そう言って強がってるだけですよ。ほんとは今すぐにでも恋愛したいです(笑)」(3年・N大学)
モテないから、または自信がないから、ついつい強がって「別に恋愛とか興味ないしw」と言ってしまう心理、よーく分かります。
ただ、いつまで経ってもそのスタンスでは、いつか訪れるかもしれないチャンスさえも自ら遠ざけていることになるので、本当に恋愛したいなら考え直した方が良いかも。
3.超多忙な生活を送っている
「奨学金もらって大学に通っていて、しかも親から仕送りを貰えないのでバイトを3つ掛け持ちしてるんですよ。
だから学校とバイトの往復で毎日必死。バイト休みの日くらいゆっくり寝たいし、恋愛にさけるだけのお金も心の余裕もないです」(1年・S大学)
このような大変な状況で恋愛どころではない、という大学生も多いと聞きます。それから、サークルやバイトが楽しすぎて仲間も多いのでそれだけで十分満足、という声も。
大学生活が充実しているのは素晴らしいことですが、あまりにも忙しいと、「そもそも恋愛って何だっけな」状態になりかねません。
4.恋愛忌避体質
「男友達とは別に、一緒に出かけたりイチャついたりする異性の存在が欲しいと思わない。
普通に友達として遊ぶなら全然平気なんだけど、男性にベタベタ触れられたりするのを想像するだけで気持ち悪くなる。
みんなにも言われるけど、私は『恋愛』『彼氏』とかそういうの自体が受け付けない体質なんだと思う、昔っからずっとこうだから」(2年・A大学)
2や3の場合はいつか恋愛できるようになるかもしれませんが、この場合はちょっとキツイかもしれません。
筆者の友人でもいるんですが、男女の「そういうこと」が不潔に思えて仕方ないんだそうです。
恋愛に無関心な若者が増えている理由として、このような体質も挙げられるかもしれませんね。
おわりに
ハウコレ読者のみなさんは、割と肉食系が多いような気がしますが…。
「恋愛=楽しいもの」と感じる人ばかりではありませんし、便利になった現代、恋愛以外の娯楽も増えたので「恋愛はしていないけどリア充」な人も大勢いるようです。
ちょっぴり寂しい気もしますが、自分の価値観を友達に押し付けたり、相手にとって余計な一言かもしれない「早く彼氏作りなよ~!」という類の言葉を発したりするのはやめた方がいいでしょうね。
(成瀬いづみ/ハウコレ)
(柳内 良仁/カメラマン)