「初対面でももっと話を盛り上げたい」「もっとたくさん話して仲良くなりたい」
そう思いながらも、なかなかうまくいかないものですよね。
実は、脳の特性を生かせば、初対面でも話を弾ませることが出来るのだとか!
今回は、茂木健一郎さんの著書「脳を活かす伝え方、聞き方」を参考に、「コミュニケーション」のコツをお教えします。
是非、チャレンジしてみてください。
1.話題の種類を増やそう
「自分の中に、いろいろな抽斗があって、この人だったらこの話題、といったように人によって話題を変えていくことができればいいと思います。」
自分の興味のあることなら話しやすいですよね。
しかし、必ずしも相手も自分と同じように興味を持っているとは限りません。
相手にとって興味のあるテーマを話すことが必要ですが、その為には自分から日々様々なものごとに興味を持ち、知識を増やしておくことが必要です。
自分も相手も一緒に会話を楽しめるよう、普段から情報に常にアンテナを張って、色々なことに好奇心を以って取り組んでみましょう。
2.相手の興味を限定しない
「この話題だったら、相手は関心を示すかな、興味を抱くかな、とシュミレーションしたものが、実は違っていたりする場合もあるからです。」
“相手は○○の会社に勤めているから、この話題なら興味があるだろう”など、肩書などで相手の興味を限定しないようにしましょう。
決めつけの上で話していては、お互いに窮屈になってしまったり、あてが外れて焦ってしまうことも。
“お休みの日は何をされてるんですか?”“最近、行ってみたいところとかありますか?”など、積極的に会話の幅を広げてみましょう。
相手が本当に興味のあること、話したいことが明確になるはず。
3.歩きながら話す
「面と向かって話すとうまく喋れないということはよくあります。そのような場合は、歩きながら話すことをお勧めします。
歩きながらだと、風景が変わるので、それをネタにしやすいからです。」
レストランやカフェで話をしようと思っても、頭の中から話題を引っ張るしかありません。
沈黙になってしまい“何を話したらいいのか分からない…”と悩むことも多いのではないでしょうか。そんな時は、歩きながら話してみると良いでしょう。
街には様々なショップや看板があります。そこから会話の糸口が思い浮かぶため、会話が続きやすくなるはず。
4.相手の状態をシュミュレーションしながら話す
「まずは『自分が喋った言葉が、相手にはどう聞こえているのか』ということを常に意識して話すようにしてみましょう。(中略)
何も考えずに喋る前に、相手の状況をシュミレーションしながら話していけば、どんな話題が適切でないかは、分かっていくのではないでしょうか。」
例えば仕事で悩んでいる相手に、自分がいかに仕事が上手くいっているかを話せば、相手は苦痛でしかありません。
相手が今どのような状況にあるのかを、話す前に立ち止まって考えてみましょう。
先に「○○は最近どうですか」と相手の状況を探ってみたり、相手の表情を観察しながら話すようにすると、上手くいきやすいですよ。
5.相手が喜ぶ相づちの打ち方
「ただ、うなづくだけではだめで、相手が心を開くような相づちを打てる聞き手がいいのです。(中略)
たとえば、『あなたの言っていることは、こういうことですよね?』と言ってあげる。
それができるようになったら、まとめあげたその後に、自分独自の意見を入れられるようにします。」
ただ「うんうん」と話を聞くだけでなく、まとめることで「自分の話に興味をもって聞いてくれている」と相手に思わせる効果があるのだとか。
また「私はこう思う」と自分の意見をその後に付け加えれば、お互いに会話の幅も広がります。
相手の話す情報をまとめ、肯定しながらも自分の意見を付け足せるように意識してみましょう。
おわりに
会話の中で少し意識を変えることで、相手からの印象を大きく変える事が出来ます。
恋愛だけでなく、学生生活や仕事をする上でも大きくプラスに作用すると思いますよ。
(福嶺美優/ハウコレ)