誰にでも、消し去りたい過去があるかもしれません。そんな過去との上手な向き合い方、そして、逆転してしまう方法を、かの有名なマリリン・モンローのエピソードを通してご紹介します。
1.消したい過去との向き合い方
大きなミスをしてしまったとき、あなたはどんな風に対処しますか?
マリリンがデビューして5年目、飛ぶように売れていた彼女にあるスキャンダルが。なんと、昔撮影したヌード写真が出回ってしまったのです。
当時は映画の中でさえヌードは御法度で性的モラルに対しても厳しい時代。こんなスキャンダルを認めてしまっては、もう仕事がないという状況でした。
しかし、記者に問いつめられた彼女はその事実をあっさり認めたのです。彼女の素直な行動は世間に好印象でした。過去のミスを隠すことなく認め、素直に謝った彼女の行動に、世間は好印象を持ちました。
しかし、これが実はセルフプロデュースの一環だったのです。
2.周囲を味方につける
自分の見られ方というのは、簡単にはコントロール出来ませんが、周りの人を味方につければ話は別です。彼女が上手くセルフプロデュース出来た理由もそこにありました。
マリリンは、ヌードを取った理由は、当時お金がなくて困り果てていたから、仕方なく引き受けてしまった、とコメントしたのです。これを世の中に大きく流したのは、彼女と仲の良い記者。
流したい情報を流したいように流してもらえる。それは彼女が日々その記者と交友関係を持っていたからこそ可能だったことなのです。あなたも周りの大切な人を見直してみてはいかがでしょうか。
3.弱みを自分から見せる強さ
この話は全米で取り上げられました。お金がなかったから仕方なく。そんなに悪いことだとは思わなかった、と素直に謝っている姿が知れ渡ったのです。
それを聞いた人々はどう感じたでしょうか。
素直に事実を認めた彼女に好感を持ち、お金がなくて裸になった彼女に同情しました。成功していく上で、妬まれることもたくさんあります。そんなとき、自分で大きな弱点をさらけ出す。そのことで親近感を得られたり人間味を感じられるのかもしれません。
自分を大きく見せることにこだわりすぎず、弱さを見せる強さも持っていきましょう。
4.ミステリアスな部分を残すこと
情報を発信する時は、自分の良いところだけを切り取って私生活を明かし、弱さは見せない。そんな風になりがちではありませんか?
彼女の場合、スキャンダルを認め弱さを上手に発信しましたが、私生活を一切明かさないミステリアスな女優でもありました。セルフプロデュースに欠かせないことは、全てを見せてしまわないこと。
分からない部分を残すことで、相手の想像の中で勝手に解釈してもらえる幅を残しているのです。現代では、SNSなどで私生活をどんどん明かす風潮がありますが、上手にイメージをコントロールするためには、分からない部分を残すようにしましょう。
おわりに
マリリンモンローといえば、セクシーでミステリアスなイメージですが、それは彼女が上手に付けたイメージだったのですね。
自分の見せ方をコントロールできれば、自分のポテンシャルを最大現に発揮出来るかもしれません。
(いい女bot/ハウコレ)