毎日、夜はどうやって過ごしていますか?夜はつい気が緩んでしまいがちなので、お酒を飲んだりスイーツを食べたりと好きに過ごしている人も多いかもしれません。
実は、その過ごし方を少し見直してみるだけで、女子力アップにつながるのです。
そこで、浅野裕子さんによる『「美しく生きる人」一日24時間の”時間割”』より「美しさをつくる夜の時間の過ごし方」についてご紹介いたします。
1.なるべく残業はしない
「どんなに仕事が忙しくても、それをまわりに気づかせない人はエレガントです。
人の何倍もの仕事をしながら、いつも余裕を持って振る舞う。そんな女性を目指しましょう。(中略)
もし、予定通りに進まなかったとしても残業するのではなく、潔く切り上げて、翌日、早朝出勤をして取りかかるほうが、よほど効率的です。」
夜に残ってやっていると「やらされている感」が強くなりますよね。特に周りの人が帰っているのに自分だけ残っている時は辛いでしょうす。
加えてそんなネガティブな気持ちで仕事をしても良い結果を出しにくいものです。
そんな時には、朝早く行ってやる方がオススメ。気持ち的にも朝はポジティブになりやすいので、「みんなより早い時間から頑張っている自分」として前向に取り組むことができます。
2.夕食を自分で作る
「自宅で夕食を優雅に楽しむことのできる人は、どんなときでもエレガントさを失わない人といってもいいでしょう。
仕事で疲れて帰ってきてからでも、自分や家族のために食事の用意をしたいと思う人は、人生を丁寧に生きている人だといえます。」
夜になると誰もが疲れていますよね。そんな時でも、どんな簡単なものでもイイので自分で夕食を作ることができるというのは「自分の健康や美容のために努力ができる」ということであり「自分を大切にしている」という感覚にもつながります。
コンビニで買ってきたお弁当を温めて食べているだけでは栄養も偏り、キレイな女性からは離れて行ってしまいますよ。
3.バスタイムは「リラックス」を最優先する
「バスタイムは、いい眠りにつき、いい朝を迎えるためのひとつの儀式です。
自分自身に対して「今日も一日ありがとう、お疲れさま」という気持ちで、湯船にゆっくりと身を沈め、じんわりと身体が温まってくるのを感じるのは、本当に気持ちのいいもの。(中略)
バスタイムを「自分を磨くための時間」と決め、余裕のある日は朝と晩の2回、バスタイムをとっていました。
しかし、あるとき、それでは本当にリラックスできていないことに気づいたのです。リラックスできなければ、どんなにスキンケアやボディケアをしたところで、美しくはなれません。」
バスタイムは身体が温まっているのでマッサージにもよく、半身浴で汗をかくにもよく、時間をかけて美を磨くのにはぴったりです。
でも「美容の時間」として「お風呂の中でコレとコレをやる!」と張り切って毎日ノルマのようにして頑張っていてはリラックスすることはできませんよね。
お風呂の中でリラックスできなければ、睡眠の質も悪くなり、せっかくのケアも無駄になってしまいます。まずはリラックスして楽しめることを最優先に考えてみてください。
4.ベッドの中に余計なものは持ち込まない
「眠りにつくときは、意識して何も考えないようにする。これがとても大切です。
ほんの少しだけ気になっていたぐらいの小さなことでも、ベッドに入った途端に、急に大きな問題となって頭に浮かんできたりするからです。」
「マイナスな気持ちで眠りについた翌朝はマイナスの気分のまま起きることになる」という話を聞いたことがありますが、夜ベッドに入り何も考えることがなくなると急に不安やトラブルを思い出しやすいものです。
寝る時には考え事をしないように、携帯電話を見て余計な情報を得ないようにと気をつけて眠りにつきましょう。
気持ちよく目覚めることができれば、翌朝に改めて考え直したり調べ直したりしても十分間に合う上に、プラスの発想で考えることができるのでオススメです。
おわりに
毎日やろうと思うと大変なものもありますが、週に一度「この日はコレをやってみよう!」と決めて少しずつでも日常生活に取り入れることができれば、キレイを積み重ねて行くことができます。まずはできるところから始めてみてください。
参考図書:浅野裕子著『「美しく生きる人」一日24時間の”時間割”』三笠書房
(栢原 陽子/ハウコレ)