テーブル、机の夢
テーブルや机で向かい合っているイメージには対立の要素があります。向かい合う相手が現われるなら、考え方や価値観に一致しないところがあり、互いに理解し合うことが難しい状況です。
対角線上に座っているのは、互いにどこか遠慮している状況をあらわします。反面、自分の横に相手が座るのは良好な関係をあらわします。
椅子、ソファーの夢
椅子やソファーに座るイメージは自身、または相手のポジションを象徴します。自身がりっぱな椅子、大きなソファーに座っているなら、キャリアアップや引立てを暗示します。また、相手が座るりっぱな椅子は、彼らのポジションの優位を象徴します
。反面、自身の座る椅子のイメージが貧弱なら、立場の弱さ、人間関係の不利益をあらわします。
ガラス、ガラスの家具の夢
建物をカバーするガラスの壁や板のイメージは、自身を取り巻く人間関係や社会環境の厳しさをあらわします。もしもガラスが割れるイメージがあるなら、物事が完結しない、物別れに終わる状況を暗示します。また、ガラス製の家具のイメージは、対人環境が一方通行の状況、対人的な緊張感、意思の疎通や情が通じない難しさをあらわします。
クローゼット、衣類ケース・タンスの夢
衣服をしまう・取り出すイメージによって対人的な問題の発生や収拾をあらわします。衣服は対人的な状況の変化を象徴し、それを収納する家具は、問題の潜在化、または顕在化をあらわします。
仕舞う・収納するイメージなら問題の潜在化をあらわし、棚上げにされた課題や積み残された問題が残っていることをあらわします。一方、取り出す、着衣のイメージなら、問題の顕在化と同時に、その解決に向けたポジティブな行動をあらわします。
家具にまつわる夢解釈のヒント
・・・私は実家の部屋にいて学校に遅刻しそうになっています。髪はぼさぼさで顔も洗っていません。タンスを開けると服のサイズが小さかったり、似合わなかったりで、何を着ていいのかわからないまま途方にくれていました。
これは30代女性が見た夢ですが、彼女はこの夢を見た時、大きな環境変化の渦中にいるという状況でした。この夢は変化に伴う大きな問題を抱え、それが未解決である状況、解決に向けた具体的な行動が出来ない状況を「何を着ていいのかわからない」というイメージであらわしています。
基本的に家具のイメージは、自分の立ち位置、対人関係の有利・不利を反映します。身近にある家具は、自身の立場を左右する道具になります。快適に使えるもの、居心地の良い位置であるほど自身のポジションが優位なことをあらわします。使い勝手や居心地の良し悪しで、自身が置かれた今の状況の判断ができます。
(梶原まさゆめ/ハウコレ)