「仕事はデキるのに、恋愛は苦手…」そんな女性もいますよね。もしかしたらそんな女性は「恋愛におけるズル賢さ」が足りないのかもしれません。
そこで、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんによる『デキる女はけっこうズルい』より「仕事がデキる女が恋愛もデキる女になるための方法」についてご紹介します。
1.どんな時でも女性らしさは忘れない
「程度の差はあれど、仕事のどこかで、本来、女性が持っているすばらしい感性を求められたことがあるはずです。
ときには、女性ならではの発言や振る舞いで、社内のコミュニケーションの効率がよくなることだってあります。一緒に働いているからと言って、男性と同等に戦う必要はないのです。」
時に「仕事で女を使うなんてずるい!」という声がありますが、男性と女性とは多くの面で異なるもの。いくら女性活用が進んでいるからと言っても、まだまだ女性が働きずらい面もたくさんあります。
男性が働きやすいということは、男性は男性である特権を十分に利用
しているということです。ならば女性も男性に負けないようにと張り合うのではなく、女性も「女性らしさ」を活かすことが仕事も恋愛も成就させることにもつながるようです。
2.ネガティブな発言は冗談でも言わない
「私ってバカなんですよね」
「数字がさっぱりで…」
「女性らしさを失ってしまってますよね〜」
その場を盛り上げたり、相手を立てるために、必要以上に自分のことを卑下して話したことはありませんか。
気持ちはわかりますが、女性は冗談でも卑下してはいけません。女性が発するマイナスの言葉は、オーバーに受け取られるものだからです。」
仕事でネガティブな言葉を発している女性に「任せよう」と思う人はいないと思いますが、これは恋愛でも同じですよね。「私、女性らしさが全然ないんです」「女の子っぽくできなくて」「可愛気がないんです」と言っている女性には魅力を感じないですよね。
例え謙遜しているのであっても、ネガティブ発言は相手にマイナスのイメージを植え付けてしまうので、賢く言葉を選んで。
3.「追伸」にギャップを入れる
「同僚や上司に、残業時間や深夜、土日など、いわゆる業務時間外にメールを送ることもあるでしょう。
こういうときは、しっかりしたビジネスメールではなく、少しだけやわらかなメールにしてみましょう。
追伸をつけて、お仕事キャラではなく『素』の貴女やプライベートのことを少しコメントするのです。」
「追伸」は、仕事相手であっても「親しくなりたいな」という時に上手に使えば効果的。日頃の感謝や相手が興味を持っていることに関することなどを伝えることで親近感を持ってもらえます。
そこからプライベートの付き合いに発展させていくこともできるので、固い中にも少しだけ近づきたい気持ちを乗せたいなら「追伸」を使ってみてください。
4.昼と夜とで違う顔を持つ
「日本の働く女性を見ていると、接待(夕食、昼食共に)の席でもしっかりとしたキャラ、打ち合わせ時と変わらないスタンスの人がほとんどです。
セクハラにならないように、媚を売っていると思われないようにと考えてのことかもしれませんが、これでは接待という場を活かしきることはできません。
(中略)キャラを変えるのは難しいにしても、いつもよりやわらかな印象を与える小物を使ったりメイクをしたりするだけで、とくに男性は『お、なんかいつもと違って話しやすいな』などと考え、気が緩み、くだけた対応になります。」
接待や仕事と言えども、男性と女性に求められるものは異なります。昼間にしっかりとデキる顔を見せているからこそ、少しくらいくだけてやわらかい雰囲気や昼間よりも話しかけやすい気さくな雰囲気を作ることができる女性の方が、「デキる」と受け止めてもらえるよう。
好印象を与えれば、仕事関係や同僚からの評価も上がり、そこから恋愛につながるなんてこともあり得ます。やりすぎはもちろんNGですが、やり過ぎない程度に女性らしさを活かすことは、周りを和ませるのにも役立つようです。
おわりに
仕事において「女性を使う」ということをNGと考える女性もいらっしゃいますが、頑にNGというよりも柔軟性があり、ズル賢く「女性であること」を活かせる人の方が、仕事でも恋愛でもうまくいくと言えそうです。本当のデキる女性を目指すなら少しくらいのズル賢さは許容範囲と考えておいて。
参考図書:柏木理佳著『デキる女はけっこうズルい』あさ出版
(栢原 陽子/ハウコレ)