愛嬌を振りまくと聞くと、ぶりっ子とか八方美人のイメージが浮かび、悪いイメージが先行してしまうかもしれません。
ですが、愛嬌を振りまくことはコミュニケーションを取る上で大事なこと。もはやコミュ力の高い人というのは往々にして愛嬌があるものです。
多くの人は、子犬や赤ちゃんのように黙ってモゴモゴ動いているだけで「かわいい~」と言ってもらえるほどの愛嬌は残念ながら無いので、こちらから振りまいていかないといけませんね。
そこで、今回は正しい愛嬌の振りまき方をご紹介したいと思います!
1.「愛嬌を振りまくこと」を恥ずかしがらない
「愛嬌をふりまけばモテるし、男をよいしょしてあげれば相手がいい気持ちになって場が和むこともわかってるんだけど、どうしてもそれができない。
そういうことをしてる自分を想像するとゾッとする。」(27歳/印刷)
愛嬌を振りまくことを「人に媚びてるみたい」「好かれたがりみたい」と敬遠している人もいるかもしれません。
わざわざ愛嬌を振りまいてまで好かれたくない!ありのままの姿に惚れてくれる王子様を私は待つわ!・・・と。
ただ、愛嬌を振りまくことってそこまで恥ずかしい行動なのでしょうか?
愛想よく接してもらえると気が楽になったり、話しやすくなったりはしませんか?
愛嬌を振りまく自分がキモイとか恥ずかしい…なんて気持ちを変えて堂々とすることが第一歩です。
2.基本は笑顔
「話がつまんなくても、冗談がスベってても、笑ってあげることが大事だと思う。「え~面白くない~」って言ってても、それが笑ってればその人もそこまで嫌な気持ちにならないでしょ?」(22歳/学生)
「くだらない冗談に笑う私」を客観的に見てドン引きしたり、無理やり笑うことに疲れる・・・という気持ちもわかります。
ですが実際問題、笑顔で話を聞いてくれる人と話していたいのが人間です。つまんないなーという顔をされるのは誰しも辛いですからね。
相手を嫌な気持ち、悲しい気持ちにさせないために笑いかけることはまず基本だそう。愛嬌を振りまける人はすなわち、他人に優しい人ということかもしれませんね。
3.前のめりに質問
「あなたに興味を持ってますよ!ってことを示すために、『なんで?』『あとは?』『他には?』って前のめり気味で反応を返すようにしてます。
相槌で返すよりも、たくさん質問したりすると嬉しく思ってくれるみたいです。」(27歳/イラストレーター)
聞き役に徹することで、相手に気持ちよく話してもらおう!というアドバイスをよく見かけますが、そんなに話したいネタがたまっている人だらけではありません。
アドバイスに沿ってみたら、「へ~そうなんだ!」「うん、そうなんだよね」「…」「…」と、沈黙が舞い降りることもあります。
愛嬌のある人は人に興味を持てる人です。物事には過程や理由がありますから、聞くだけではなく話題をどんどん深堀してみましょう。
4.気を遣いすぎないという気遣い
「愛嬌をふりまくって、気を遣うと似てるけど違う気がするな。
気を遣う子は『とりわけますか?』『お酒頼みますか?』って言うけど、そうじゃなくて『そこのお皿と箸くださ~い』とか『私コレ飲みたいな!』とかって、ワガママを言うのもいいと思うよ」(23歳/販売員)
人のことを気遣った対応をするという点で、気遣いと愛嬌を振りまくことは似ています。
でも、気遣いをするだけでは印象に残る人になるのは難しいです。良い人止まりというやつですね。
人から好感を持ってもらうには遠慮のしすぎは逆効果なときもあります。
気遣いをしないことも気遣いですから、あえて子供のようにワガママを言ってみることで人を頼るのも良さそうです。
おわりに
愛嬌を振りまくとことは、相手にいい気持ちになってもらうためのもの。そしてその結果、自分に対して良いイメージを持ってもらうことができるというものです。
恋愛では初対面の真っ白な状態から、イメージができて好きになるものですよね。
イメージって大事です。ぜひ愛嬌を活用してみてはいかがでしょう?
(松宮詩織/ハウコレ)