毎回付き合う男がDVだったりヒモだったり浮気ばかりしたり不倫だったり•••。
難ある男ばかりを好きになって、毎回苦しめられて、そんな毎日に嫌気がさして、彼にも愛想をつかして、お別れする。そんなパターンにはまった経験はないですか?わたしも昔はそんな恋の連続でした。
今回は、毎回恋愛に苦しめられる女子の口癖をご紹介します。
1.『新しい世界をみせてくれる男が好き』
これはお金持ちの男や、職業やその他スペックの高い男が好きという女子に多いんですが、彼の考え方や価値観がすべてすばらしくて、自分の考え方や価値観は価値がない、という考え。
これで恋愛を続けていくと、彼の考え方や価値観がすばらしくなくなったとき終わりを迎えますし、一度自分に目を向ければ、「なんてわたしはみじめなんだ」という気持ちに駆られます。
大切なのは、自分の価値観の上に彼の価値観を取り入れて、いいところは吸収し、ダメなところはマネしないのが正解です。彼が新しい世界に連れて行ってくれるのではなくて、彼は新しい世界を垣間見せてくれるだけ。自分にとってすばらしい世界を作るのは、結局自分なんです。
2.『彼の喜ぶ顔がみれるなら、どんなことだってする』
ちょっと前に、ある男友達からこういうセリフを聞きました。『オレが困ったら体売ってでも助けるっていうヤクザみたいな女もいるけどね、オレはオレが守れるような、かわいい女がいいな。』
これはある意味、真理なのかなって思いました。もちろん、かわいいかわいいされたいか、好きを貫くかの究極の選択で、どっちが正しいとかではないです。
昔のわたしは、彼が言うヤクザみたいな女でしたが、いまは、愛されるほうが幸せだと思ってますよ。
3.『わたしなんて好きになる人は見る目がない』
『わたしなんて』と、自分のことを卑下してはいけません。自分のことを一番愛してくれるのは、両親でも彼でもなくて、自分なんです。自分のことを大切に扱えないひとは、ひとのことも絶対、大切に扱えません。やり方がわからないんです。
ひとのことを大切に扱えないひとは、ひとから手痛いしっぺ返しがきます。そして、自分が落とされます。そうしてまた自分が嫌いになる、悪循環です。
自分を大切に扱うところからはじめましょう。自分の気持ち、自分がひとにしてほしいこと、自分がやりたいことに正直になりましょう。それが自分に誠実になるってことです。
4.『ほんとのわたしを知ったらみんなわたしから離れていく』
『ほんとのわたし』ってなんでしょうか。取り繕ってるわたし、偽善をしてるわたし、建前を話してるわたし、全部ほんとのわたしです。嘘をついても、ひとを騙してもいいとは思いませんが、万が一そうしてしまったとき、必要以上に自分を責めてはいけません。
一方的に、相手を欺く気だったのか。そこに至るまでに相手は誠実だったか。起こってしまったことは仕方がないですから、悪行を行ってしまった経緯を自分自身と話し、相手と話し、ひとつひとつ解決していくことが大事です。解決するたびに自分のことを少しずつ好きになれます。
5.『こんなダメなわたしを好きだといってくれるのはこの男だけ』
この見解は全く間違っています。世の中でダメな男といい男は圧倒的にダメな男の数のほうが多いですし、ダメな女といい女は圧倒的にダメな女の数が多いんです。
よって、この男がダメならば、別れて寄ってくるダメな女はゴマンといます。『このひと、わたしが別れたらつきあってくれる女なんていない』という見解もまちがいです。
おわりに
いかがだったでしょうか。
1〜5のセリフを言う女性は、根本的に自分のことを好きじゃないので、『ダメなわたし』に釣り合うのは『ダメな男』という思考回路のもと、ダメな男との恋愛を繰り返します。
ダメな男と付き合っていたほうが、潜在的に捨てられる心配がないから安心するんです。
いい男に出会って付き合うのも転換期ではありますが、それだけでは不十分。自分のことを好きじゃないままで目の前にいい男が現れたとしても、『こんないい男がわたしのこと好きになるはずがない』という強い疑念のもと、いい男が去るまでわざと悪行を続け、彼が去っていくと『ほらやっぱりね』と、わたしダメ人間説をさらに確信します。
宗教じみてますが、毎日『わたしはすごい。なんでもできる。』と唱えながら眠りにつきましょう。自己肯定感が強くなると、ダメな男と付き合ってる時間がバカらしくなります。
(内野彩華/ハウコレ)