1.拷問博物館
「『鉄の処女』に目を輝かせる女性は付き合ってからが怖そう。M男と行くなら良いかもね」(松澤さん)
明治大学の中にある、日本で唯一の拷問博物館。ギロチンを始めとする世界の拷問器具が展示されています。松澤さんがおっしゃっている「鉄の処女」とは、内部が鋭いトゲだらけの人の形の入れ物に罪人を閉じ込めて串刺しにする拷問器具です。想像しただけでも痛そうですね……。採血するだけで貧血を起こしてしまうような弱っちい男子とは行けないスポットですね。
2.ワンカラ
「1人用カラオケに誘われたら、ああそういうことかと悟るはず」(同)
ワンカラとは1人カラオケ専門店。池袋や新宿など、都内に数店鋪ありますが、デートならばワンカラでなく普通のカラオケですよね。歌う室内は店員が扉を開けることも、時間のお知らせの電話がかかってくることもなく、集中して歌うたけの環境が整っているそうです。そこに二人で行くとは、密室でイチャイチャしたい肉食系女子と勘違いされてもおかしくありません。物珍しさに一度行ってみたいという気持ちはあるかもしれませんが、ワンカラなので一人で行きましょう。
3.ジョジョ風バー
「相手がジョジョ好きなら良いけど、全く知らない場合はあまりの熱量に『付き合って!』『だが断る』なーんて流れになるかも」(同)
中野にあるジョジョ風バー。店の全てがジョジョで構成されており、メニュー名もジョジョに絡めたものばかりです。ジョジョ大好きカップルなら盛り上がること間違いなしですが、知らない人にとっては最初から最後まで「?」で終わることでしょう。
4.ふれあい下水道館
「下水道の匂いが脳裏に焼きついて、そのあとムーディーな雰囲気にならないかも」(同)
なんとここは下水道の中に入れる博物館とのこと。東京都小平市にあるそうです。小平市が運営しているので、説明パネルや展示品などは非常に真面目で勉強になる博物館なのですが、下水道館の中はアンモニア臭がたちこめている空間。松澤さん曰く「公衆便所のアンモニア臭を5倍に濃縮した感じ」とのことです。臭いフェチなカップルには良いかもしれませんが、そういうカップルはなかなかいないでしょう。
おわりに
上記で紹介した珍スポットはごく一部です。世にはもっとヘンテコな珍スポットが存在します。興味がわいて行ってみたくなった方もいるでしょう。しかし、デートには少し向かないようなので、誘う相手をよく考えてから行ってみてくださいね。
(姫野ケイ/ハウコレ)
【取材協力】
※ 松澤茂信・・・「東京別視点ガイド」編集長。東京ウォーカーやぴあが手をつけない珍スポットを450個ほど紹介する。昨年夏に3ヶ月間にわたって「日本一周珍スポ巡り」の旅をした。