男性が女性をどう思っているのかって、意外と情報が共有されていないんですよね。
愚痴は言えども悪口は言わない
「彼女にはよく職場の愚痴を聞かされるんですが、その割には他人の悪口は絶対に言わないんです」(32歳 Kさん 総合商社)
この話を聞いたときは「彼女まじですごいっすね」と驚いてしまいました。
愚痴をいい始めると、ついでに悪口までババっと言いたくなるのが普通だと思います
しかし、Kさんの彼女はそれを「絶対に」しないのだそうです。
聞けば『仕事の能力と、人格の良し悪しは必ずしも一致しないから』と言っていたそうです。
いや、確かに。これは僕も聞いてて耳が痛かったです。
生理中は「取扱注意速報」を流してくれる
「男って、生理のこととか本当にわからないじゃないですか。彼女、それをわかってるみたいで、生理の時は『今日は無駄にイラついているので注意してください』って報告してくれるんですよ。
おかげでこっちも『今日はそっとしておこう』とか『機嫌悪くでも気にしないようにしよう』とか思えるんでありがたいです」(28歳 Aくん エンジニア)
これは本当にありがたい!
もちろん男たちだって、月に一度そういうタイミングが来るっていうのをわかってコミュニケーションしていますが、タイミングがずれるときもあるわけで、「来たから配慮よろしく」って明確に言われた方が「らじゃー!」ってなりやすいと思うんですよね。
僕の妻も、PMSが来た時は「お腹痛い」スタンプと「死んでます」スタンプを送って教えてくれるので助かっています。
理解したいけどどうしたらいいかわからない。どうしてほしいか指示してくれると助かる、というのが男性陣の本音だと思います。
過ちを指摘せずに、一緒にできる方法を考えてくれる
「僕、癖でよく電気付けっ放しにして怒られてたんですけど、『次消してなかったら本当に怒るからね!』って釘を刺されて。
それなのに、消すの忘れたんです。ヤバい、怒鳴られる!とビクビクしながら帰ったら、全然怒られなくて、むしろ『どうしたら消し忘れないか一緒に考えよ』って言ってくれたんです。
もうそんときは、涙が出るくらい本当にありがたかったですね」(26歳 Mくん 住宅営業)
いや〜わかる。僕も窓を開けたまま冷房をつけてしまい、よく怒られてます。
これ、やる方は悪気ないんですよね。「なぜできないの?」と言われても自分でもわからないんです。
僕はエアコンのリモコンがかかってるところに「窓を閉め忘れたら罰金5万円!」と紙を書くことでミスがなくなりましたが、こういう改善策を一緒に考えてくれると本当に嬉しいと思います。
ちょっとした気遣いの積み重ねが大事
今回3人の人の事例をあげましたが、どの彼女さんたちにも共通しているのは、相手へのちょっとした気遣いがあるっていうことなんですよね。
悪口を言わない彼女さんは、悪口を聞かされる人の気持ちを考えているだろうし、
取扱注意速報を流してくれる彼女さんは、こちらが接しやすくなるように情報を送っているだろうし、
一緒に改善案を考える彼女さんは、「悪気があってそうしているわけじゃない」ということを理解しているのだろうと思います。
こういった、相手の気持ちに立った「ちょっとしたさりげない気配り」が、される側にとってはものすごく嬉しく感じるんですよね。
いや~大変勉強になりました。僕もこの記事を書いていて「ちょっとしたさりげない気配り」の大事さを改めて痛感させられました。(川口 美樹/ライター)