一緒にいる時間が誰よりも長いのって、友達より、家族より、会社にいる同僚だったりするんですよね。だからこそ出会いのきっかけとしてダントツに多いのも「社内恋愛」が挙げられるわけですが、別れた後のデメリットを考えると「社内恋愛はありえない」と決めている方も多いのでは?
会社に行くのが楽しくなる
「それまではただ『生活費を稼ぎにいく場所』だったのが、『好きな人に会える場所』に変わって毎日会社に行くだけで楽しいです。彼にも良いところを見せたいし、早く仕事を終わらせて帰ってデートしたいから『最近頑張ってるね』と上司から褒められます」(26歳/輸入雑貨販売店勤務)
社内恋愛経験者のほとんどが、「会社に行くことが楽しくなった」と感じるよう。社内恋愛によって仕事も楽しくなって、お互いに成績が上がるようなお付き合いなら周囲も賛成してくれるでしょうし、良いことづくめですね。
浮気の心配がほとんどないところ
「もし彼が社内で浮気でもしたら女子社員のネットワークですぐにバレます。残業って言って嘘ついても同僚に聞いたらすぐに分かりますし」(25歳/音楽業界勤務)
「会社には黙って、彼の家に引っ越して同棲してます。交通費も浮くし、朝も帰りも会社でもずっと一緒にいられるので楽しいです」(25歳/不動産会社勤務)
家でも会社でも一緒という場合は、確かに浮気の心配は考えなくて良いので安心ですね。
もちろん、そこまで一緒じゃなくても安心感があるのが社内恋愛のいいところ。彼と全く違う業種だったりすると激務の彼の働き方が分からなくて「本当に残業なの?」と疑ってしまう場合もありますが、労働環境が分かっていると余計な心配をしなくて済みます。
ちなみに住所を誤魔化して通勤定期の金額を多くもらうような方法は会社から訴えられる可能性もあるので、実行したらダメですよ。
結婚相手を探す場としては最高なのかも?
「同期の彼とは来年くらいに結婚すると思います。早く結婚して子どもが欲しい私にとっては、年齢は近い彼のほうがいいし、同僚ならお互いの収入もボーナスもだいたいわかってるので、無理せず付き合えます。未来の昇給も含めて予想がつくから将来設計がすごく立てやすいんですよね」(24歳/ゲーム会社勤務)
収入の面だけではなく、働く環境や残業の状況などもリアルに分かるのが社内恋愛の良いところ。バックグラウンドが似た相手が集まっていることもあり、一緒に生活することをイメージしやすい&計画も立てやすいのです。“未来の結婚相手”を見つける場としては最適だといえるのかもしれません。
恐れるほど怖くないのかも?
考えてみたら、これだけたくさんの人がいる中で同じ時期に同じ会社で働いているというのは、ものすごいご縁ですよね。
社内恋愛をした結果、嫌な思いをすることもあるかもしれませんが、ふつうに付き合っていたら知ることができない「彼の仕事中の姿」を見ることができるのは凄いことではないでしょうか。
また、公私ともに知ることができるからこそ、結婚相手として向いてるかのジャッジもしやすそうです。案外悪くないかもしれませんよ、社内恋愛って。(上岡史奈/ライター)