どうもあかりです。
■「妹」って、要するに「素直」と「かっこ悪さ」な?
彼らが「妹」を求めるときにたいてい求めているのは、意外と単純なことです。
「ちゃんと素直に『好き』って言ってほしい」とかそういうこと。
「妹」と言っても、別にガチの妹と付き合いたいわけじゃなくて、要するに「妹的な存在」、つまり「お兄ちゃん! 大好き!」と臆面もなく言い放つその素直さに魅力を認めている。
もっと平たく噛み砕けば、「愛情表現をわかりやすくしてほしい」んだと。「好き」って思ったら、恥ずかしがらずに、「好きっ!」って伝えてほしい。
また「妹」には、「かっこ悪さ」も詰まってもます。「もう、俺がいないとほんと何もできないんだからお前はー」と言って頭をぽんぽんしたい。こういう良い意味でのかっこ悪さ。
それにはやっぱり、「頼る」ことが近道になります。容赦なく頼る。「彼女なんだし、いいでしょこれくらい」と図々しく頼る。
大丈夫。女子は男子に比べてたいてい精神的に大人なので、デフォルトの段階では「頼らなさ過ぎ」です。「私としては、それなりに頼ってるつもりなんだけど……」と彼女が思っているときでも、たいてい彼氏の側からすると「もっと頼ってくれてもいいんだけど。俺ってそんなに頼りない?」と思っていたりするもの。
むしろ「頼り過ぎかな?」と少し心配になるくらいがちょうどいいんです。
■「姉」ってつまり、「優しさ」と「厳しさ」な?
続いて「お姉ちゃん」。
ここには「守ってほしい」という気持ちが込められているはずです。
一番そばにいる彼女という存在のメリットを最大限活用して、「大丈夫?」と誰よりも自分のことを心配してほしい。男子は、いくら彼女に対してであっても、かっこ悪いところを見せるのには抵抗があるので、「守ってほしいんだったら、そう言ってね?」と受け身の態勢でいては、何も降ってこない。「実は、仕事すごく大変なんじゃない?」と、相手が何も言っていなくても、積極的に守ろうとしていくくらいがちょうどいい。
また、「守ってほしい」というのにはこういう「優しさ」的な面だけじゃなくて「厳しさ」の要素も含まれます。
人としてダメなところはダメと指摘する。「それはダメじゃない?」と指摘したとき、「そうだよね。ごめん」と素直に自分の非を認めて謝罪できるほどには大人じゃない彼氏も多いわけですが、表面的にはそうやってひねくれていても、心の中では「たしかにそうだよな……」ときちんと受け止め、改善しようと思うことができる程度には彼らは大人です。
そして、「自分のダメな部分をちゃんと怒ってくれる人は、大事な人」ということが理解できる程度にも、ちゃんと大人です。もちろん、なんでもないことで怒りまくるのは違うけど、「怒られて当然」と彼氏が自分でも感じていることに対して、「いいよ。大丈夫だよ」と良い顔をして許してしまう彼女では、言葉は少し悪いですが、少しずつ舐められていきます。
■「親友」って、「くだらないことで笑える仲」な?
男子が「親友」と認める友人と過ごす様子を観察していると、たいてい、下ネタとかそういうくだらなすぎる話題で、いつまでも延々と笑っています。
「くだらない話で笑える仲」というのが、彼らの意味する「親友」の形です。
将来の夢とか仕事の話とか、そういう真剣な話をする友達もいるのですが、そういう人とは何ヶ月かに1回会えば十分というレベル。
じゃあどうやって、恋人として「くだらないことで笑える仲」になれるかというのはあまり簡単じゃないわけですが、あるとすれば、「くだらない時間もちゃんと過ごすこと」じゃないでしょうか。
レストランとかで過ごすそういう恋人っぽい時間だけじゃなくて、「ええ、もうちょっと心がときめくことしようよ……」と私たちが感じてしまうかもしれないような時間。お家でスマホを触って、「ねえ、このツイート見てめっちゃウケる」とか「このYoutuberやばい」とか、そういう無駄な時間を過ごす時間を、たまにでいいから作っていくこと。もちろんそればっかりでは肝心の「恋人」らしさが消えてしまいかねないので、ドキドキするデートとのバランスも大切にしないといけませんけどね。
■おわりに
こうやって眺めてみると、妹らしさ、姉らしさ、親友らしさって、たとえどれが欠けても彼女として少し物足りなさを感じてしまう気がしますね、意外と。
「これ、自分に足りてないかも」と感じる要素がもしあるのであれば、そういう部分を彼の前で少しでも見せていくことができるような意識をするといいかもしれません。意識したくらいですぐに行動が変わるほど単純で簡単じゃないこともわかってはいますけど、それでもやっぱり、意識するだけで行動は1ミリくらいは変わっていくものだし、1ミリの積み重ねでいつか大きな変化になればそれでいいから。(遣水あかり/ライター)