ライターの山田 芽依です。
特徴その1.やたらと同情を引きたがる
筆者が「結婚したら彼氏がモラハラ男に変貌した」という女性の話を聞いていく中で多かったのが、そもそもモラハラ男と付き合ったきっかけが「同情」だったというもの。
どういうことかというと、モラハラ男は「やたらと同情を引きたがる」のです。
筆者が知るケースでは、初対面でいきなり「自分は家庭環境が昔から悪くて。他にも、付き合った女性に裏切られたり、いろいろな苦労をしてきて……」と語られたそう。
それを「私が傷を癒やしてあげたい」「私ならそんな目にあわさないのに」と同情してしまうのが破滅の元。今まで苦労してきたことを語るというのは、誰しもあること。それ自体が悪いわけではありません。
しかし、何事に関しても「自分が全面的に被害者」のような顔をする男性には要注意。
モラハラ男は、同情を買うのが上手いことが多いのです。
特徴その2.自分に都合のいい人間には優しい
彼女である自分にはとても優しいのに、周りの評判は悪い……。
これは「モラハラ男は外面がいい」という、よくいわれていることとは正反対ですが、モラハラ男が外面を良くしているのは「自分にとって都合のいい相手」だけ。逆に自分に都合の悪い相手や、どうでもいい人間には冷たい場合があります。
たとえば、コンビニや飲食店で、店員さんに対して少しでも気に入らないことがあると、尋常ではないぐらい怒りを見せたりします。
そこで彼女が「そのとおり。あなたが正しい」と、賛同者になるようであれば、彼女に対しては優しいままです。
しかし、彼女が「今のは怒りすぎじゃないの?」、「ちょっとおかしいよ」といった疑問を口にした瞬間、モラハラ男の怒りが彼女に対して向くということもあります。
モラハラ男が認めているのは、ずばり「自分にとって都合のいい人間」なのです。
彼女が自分の絶対的な味方ではないと認識した途端に態度が急変するような男性は、要注意です。
その3.さり気なく束縛をしてくる
モラハラ男は、付き合っている最中はあからさまな束縛はあまりしてきません。むしろ「飲み会に行っておいでよ」「たくさん友達と遊ぶといいよ」と、「彼女の交友関係に理解のある彼氏」という顔をすることさえもあります。
これだけなら、実際に理解のある彼氏のような気がします。
しかし、これだけでは終わらないのがモラハラ男。
彼女が飲み会に行けば飲み会の場所を調べて、飲み会が終わるまで、外でずっと待っていたり……友達のことをチェックして「あの子は性格が悪いから、付き合いを控えたほうがいいよ」と意見してきたり……
これはどちらも、結婚したら彼氏がモラハラ男に変貌したという女性から実際に聞いた話です。
あからさまな束縛をされるのであれば「この人、危ないのかも?」と判断することもできますが、分かりにくい、さり気ない束縛をしてくるのがモラハラ男なのです。
さり気ない束縛が、結婚したらあからさまな束縛になり、外出さえ自由にできない。
例に出した女性は、そのような状態に陥ってしまっているそうです。
おわりに
もちろん、今回出した3つの特徴はあくまでも「結婚したらモラハラ男に変貌する可能性がある」というだけであって、こうした特徴がある男性全てが、必ずしもモラハラ男になるとは限りません。
しかしながら、実際に経験した女性の話を聞いていると、こうした特徴が共通点として見受けられるのです。「これってモラハラ?」という疑問を彼氏に感じたら、気のせいだろうと流してしまわずに、しっかりと問題に向き合うことも大切だというのは、間違いないと思います。(山田 芽依/ライター)