彼に「こうしてほしい」「なんでしてくれないの?」と思うときは、一方的に不満を溜めてしまいがちですよね。どんなふうに伝えれば、うまく伝えられるのでしょう?
●不満の根本は「気持ち」の部分!
不満を感じると、つい「彼が〇〇をしてくれない」「どうして彼が〇〇をするかわからない」といった、彼の言動そのものに目が向いてしまいますよね。
その不満によって、怒りや寂しさ、物足りなさ、充実感のなさといったものを感じることもあるでしょう。でも、不満の根本はそういった「気持ち」の部分。つまり、実際に彼の言動を責めるのではなく、彼の言動を「自分がどう受け取るか?」、「この気持ちをどう伝えるか」が、解決すべき問題の基本です。
どれだけ必死に「もっと〇〇してよ!」「どうして〇〇してくれないの!?」と訴えたとしても、本当に大切な「気持ち」、つまり「どう感じたのか、どんな気持ちになったのか」の部分が伝わっていないのかも。気持ちが伝わらなければ、彼も、なぜそんなことを言われるのか戸惑ってしまったり、面倒だと思ったり。結局問題が解決しません。そして、ふたりのストレスばかりが溜まるという、悪循環に陥ってしまうのです。
●「私が」「彼が」ではなく「ふたり」の問題にして愛情をプラス!
そこでおすすめなのが、この問題を「ふたりの問題」として意識すること。つまり、同じ立場で、同じ目線になって考えると「気持ち」の部分を伝えやすくできます。
「私はこうしてほしいの!」とか、「彼が〇〇すべき!」というような考え方はNG。一緒に話し合って、ふたりの問題にしているつもりでも、こういった考え方で話すと、彼は一方的に感じてしまいます。
なにについて不満なのかは、もちろん明確に伝えるべきですが、「なぜ不満なのか」「なぜそう思うのか」をメインに伝えていけば、きっと違った角度から話ができるはずです。
たとえば、彼の帰りが遅いのが嫌なのであれば「早く帰ってきてよ!」「なんで連絡してくれないの?」と言いがちですよね。
これをふたりの問題にすると「帰ってくるのが遅いと、心配したり、寂しくなったりしちゃって。でも、好きだからそんなふうに思うの」本質的に思っていることが同じでも、言葉を変えるだけで、こんなに違ってくるものなのです。
●お互いの動機について話し合いましょう
こういった話し合いをするときには、「なぜ〇〇してしまうのか」「なぜ〇〇を改善してほしいのか」という動機の部分についても伝えるのがおすすめです。先ほどのように「好きだから」と理由であることも多いので、伝えないと損だと思いませんか?
ついやってしまうことや、改善してほしいことには、必ず動機があります。そして、彼が改善しようとしないことにも、動機があることでしょう。
あなたが寂しい気持ちになっていたとしても、彼は気付かなかったのかもしれません。エッチのときに物足りないと感じていたとしても、彼は「お互いに満足できた」と思っていて、それ以上なにもしなかったのかもしれません。
1.いつ、どんな不満を感じたのか
2.なぜ、そんな不満を感じたのか
3.なぜ、彼(私)はそんな言動をしたのか
4.なぜ、それを改善してほしいのか。改善したらどんないいことがあるのか。
これらを明確にしたうえで、じっくりゆっくり話し合ってみませんか?ただし、感情的になって、自分の気持ちを訴えることばかりにならないよう要注意。また、彼が面倒くさがっても、「なんとなくだよ」「ついやっちゃうんだ、しょうがないだろ」で、終わらせないよう、落ち着いて話を進めてみてください。
落ち着いて、論題をシンプルにして話し合えば、意外なほどすんなり、「あ、こうしたほうがいいんだ」というのがわかり合えるはずです。
●おわりに
恋をしていると、たくさん刺激があります。だからこそ、不満もストレートにぶつけてしまいがち。でも、長続きするカップルは、彼氏への不満も「ふたりの問題」にして、歩幅を合わせているのかも。みなさんもぜひ、長続きのためにこれらを実践してみませんか?(織留有沙/ライター)