彼氏が欲しい女子の中には「キープ」を何人もつくる人がいますよね。「彼はご飯を食べさせてくれる人」とか「彼はLINEで話をするだけの人」みたいな感じで、キープをつくる女子。
■キープ男子を結婚式に招待しますか?
キープする女子も、キープされる男子も、「友達じゃない」から、カップル成立とはならないんですよ。
キープ男子――ご飯男子でもキスフレでもハグフレでもなんでもいいんですが、そういう関係って、友達じゃないことのほうが多いでしょ?仮にあなたが今すぐ誰かと結婚するとなった場合、キープ男子を結婚式に招待しますか?きっとしないでしょ?だからキープ君は友達じゃないんですよ。
友達じゃない人といくらご飯を食べに行っても、いくらキスしても、いくら添い寝しても、ふたりはどこにも行けない――つまりその関係が発展することは未来永劫ない。
これって、恋愛業界におけるひとつの真実です。
まれにキープ男子とキープ女子が付き合って結婚するケースがあります。そういうふたりはキープ期間中のどこかのタイミングで仲良くなって友達になれたふたりです。
■男友達を3人つくること
1ヵ月や3ヵ月付き合う彼氏をゲットしようと思えば、キープ男子の中から彼氏を探すといいのかもしれないけれど、きっとあなたはそういう短命な恋愛をしたいとは思っていないですよね。もっと長く、心と心が通い合うような彼氏をゲットしたいと思っていますよね。
そういう男子をゲットするのって、むかしから王道をゆくセオリーがあって、まずはキープ男子ではなくて、男友達を3人つくることです。
女子は男友達をつくるのが、男子より簡単なはずです。なぜなら大学でも会社でも、男子は女子と仲良くなりたいと思っているから。
仲のいい男友達が3人いれば、やがて恋愛の話になって、たとえば友達の友達を紹介してくれるかもしれません。その友達の友達のことを好きになった場合、あなたは自分から強くアプローチしなくてもOKです。3人の友達のうちの誰かが、恋のキューピット役(死語か?)を買って出てくれます。現実の恋愛市場って、たとえばこんなふうに回っています。
「勇気を出して告白しなければ」とか「自分からアプローチしなければ」と強く思う時って、女子の場合は、たいてい男友達に恵まれていない時なんですよね。男子だと、女友達に恵まれていないときです。これも恋愛市場における永遠の真理です。
知り合いがいれば、自然な流れで「これは!」という男子と付き合えるので、そうむずかしく考えないこと。単純に友だちを増やすことに気持ちを集中させておくと、それでOKです。
この話には1つ盲点があって、それは友達ができやすい時期と、なにをやってもできない時期があるということです。がしかし、未来永劫友達ができないということもないのだから、ま、気持ちを楽にもって、男友達を3人つくろう!
(ひとみしょう/文筆家)
「今夜はちょっと、恋の話をしよう」