私と彼は、何か月かに一度、バークなんちゃらとかグランドなんちゃらとかいったいわゆる「シティホテル」で一晩を過ごす習慣があります。
■カップルっぽさが失われていくので
お付き合いをしていると、ふたりの間に流れるドキドキのムードとか、いかにも恋人らしい雰囲気とかが少しずつ時間とともに失われていきます。
それはまさしく、ふたりの「恋人であると同時に親友でもある」感が強くなっている証ですので、悲しむことではないし、長い時間を共有し始めたカップルにこの現象が起こるのは当然のことです。
だけど、「恋人であると同時に親友でもある」感が溢れ出すのにただ任せちゃいけない。
それを一方で喜びつつ、一方で、「ずっとラブラブでいたいんじゃー! もっとラブラブしてたいんじゃー!」と強くなる親友感に反抗する。
これによって、交際初期の「ただラブラブ」な時期から、そのままラブラブ感は失わずに、「ラブラブだけど、大親友」という関係性にうまくシフトすることができるんです。
逆に、溢れ出し始めた親友感に反抗し損ねて、お部屋デートばかりを繰り返していたり、デートをするというのにお互いラフすぎて全くオシャレをしていないみたいな「カップルぽさ」のないデートにかまけていると、いつの間にか、会っても全くドキドキしないふたりになってしまうかもしれません。
ということで、ふたりのラブラブを守るためにぜひ実践してほしい「特別で、非日常的」な時間を作るコツについて以下いくつか紹介してみたいと思います。
■ちょっと奮発
これは私の冒頭のシティホテルがその例ですね。
ラブホテルとかお家でお泊りでも普段はいいかもしれないけど、たまにいいホテルで過ごしてみると、おしゃれなインテリア、窓から見える素敵な景色に囲まれて、すごく特別なデートをしている気がして、彼と過ごす時間を大切に貴重に思うことができるようになります。
もちろんシティホテルに限らず、たまにちょっとだけいいお店でディナーを食べてみるとか、夜景を見に行ってみるとか、電車じゃなくてドライブデートをしてみるとか、「ザ・デート」な感じをたまにでいいから味わっておくと、いつまでもふたりの間のときめきが長続きするはずです。
そういうロマンティックな場所では、自然と、彼は王子様として、彼女をお姫様のように扱う振る舞いをするもので、彼は彼女に対してそういうふうに接することを通して彼女のことを大切にする気持ちを、彼女はそう接してもらうことを通して彼を大好きと思う気持ちを取り戻すことができますね。
■ふたりの馴れ初めの場所
あとオススメなのは、ふたりが一番最初のデートで行った場所。
ふたりが一番初めにドキドキを共有しあった場所は、付き合った後も、そこを訪れるたびにふたりのドキドキを再燃させてくれる由緒あるスポットです。
「あ、これ食べたよねー」「最初実はめっちゃ緊張してあんまり食欲なかったんだよね」とか思い出話をしながら、「あのとき」の感情が蘇ってきて、また好きになる。
初めてのデートで行った場所はふたりにとっては交際記念日と同じくらい大切なものだと思います。
おわりに
結婚生活を幸せに送っている夫婦、また仲良く同棲しているカップルのほとんどが、「たまの外食」を大切にしていると聞きます。日常と非日常のバランスが、ふたりの仲良し・長続きの秘訣と心得ているからですね。
これはほかのカップルにも当然同じことが言えて、たまの非日常的なデートがあるからこそ、普段の日常的なデートも生き生きしてくるわけです。
みなさんも、彼との間で友達感が出始めたときこそ、ときおり「恋人らしく、ロマンティックに」というのを意識してみてくださいね。(遣水あかり/ライター)