彼のことは好き、だと思う。
●好きになった「あの人」はどんな人?
恋のはじまりは、「好き」という、とってもシンプルな気持ちから。でも、その感情だけが先走ると、本当の「あの人」が見えなくなってしまうことも…。
たとえ短所であっても、「好き」という気持ちのせいで、「それも彼のいいところ!」となってしまうことってありませんか?好きだからこそ、彼の全てを肯定してしまったり、表面的な言動だけで、その人をわかったようなつもりになったり…。
「あの人はやめておいたほうがいいよ」なんて言われても、「そんなことない!」と。片思いにおいては、ありがちなことだと思いませんか?
こういったことにうすうす気づいているからこそ、自分の「好き」という気持ちにも、周囲の意見にも、正しい判断ができなくなってしまうのです。
●周りの意見はどれくらい参考にすべき?
付き合っている彼氏でもそう。一番近くにいるからこそ見えることもあれば、見えないこともあります。自分にとっては「いい彼氏」でも、周りの友達に言わせると、「早く別れた方がいいよ」なんてことも。
自分ではラブラブのつもりでも、周りの友達から見ると、都合のいい女扱いされているように見えるのかもしれません。それはきっと、0か100かではなく、「そういった一面もある」というのが現実。その意見に従うかどうかは別として、一理あるということは理解しておくべきでしょう。その事実を自分がどう捉えるかが重要です。
●「なぜそう見えるのか?」を考えてみて
自分の気持ちにしろ、周りの意見にしろ、ひとつひとつの声に振り回されてはいけません。どちらが正解なのかを求めるよりも、「なぜそう見えるのか?」を考えてみてほしいのです。
なぜ自分には、いい彼氏(いい人)に見えるのか。
なぜ周りの人からは、別れたほうがいい彼氏に見えるのか。
その理由をじっくり考えると、自分の本当が求めているものに気づいたり、表面化していない彼との問題に気づくこともあります。
これは、片思い中であっても同様。自分がどんな人を好きになっているのかがわかれば、付き合ってから、「こんな人とは思わなかった」なんてことになるのを防げるでしょう。
●おわりに
周りの人に反対されたら、なぜそう思うのかも聞いてみてください。
自分では見えにくい一面に気づかせてくれるかもしれません。そして、自分の気持ちと周りの意見をよく比べれば、その様々な意見の取捨選択ができるはず。周りからなんと言われようと自分が幸せなら、それはいい恋と言えますが、問題がわからないまま、見て見ぬふりで自分を無理やり納得させているのなら、それはちょっと違うかも。みなさんも「なぜ?」をキーワードに、彼のことを考えてみませんか?(織留有沙/ライター)