ダメンズだとわかって彼のことを愛するのは別にいいと思うんです。ダメンズに母性を捧げたいとか、そういう欲求を持っている女子だっているわけだから。
■ダメンズの特性
ダメンズって、ダメなわりに(?)、女子がもっている「におい」を敏感に嗅ぎとるのはめちゃうまかったりします。どういうにおいを嗅ぎとるのがうまいのかと言えば3つあります。
(1)淋しそうなにおい
(2)ネガティブなエッチをしてそうなにおい
(3)仕事つまんないなあ、というにおい
なので、あなたが淋しさから解放されたとき/ことさら「エッチに逃げる」ことがなくなったとき/人生の目標ができたとき、あなたはいとも簡単にダメンズ好きから卒業できます。
■あなたがダメンズ好きから卒業できるとき
淋しさから解放される時と、ネガティブなエッチから解放される時は、親戚関係にあるというか、同じことを別の言葉で言っているにすぎないケースも多いです。
この2つは、あなたに人生の目標ができたら、いとも簡単に卒業できます。つまり上に挙げた3つのことはすべて、人生の目標ができたら卒業できる、となります。
人生の目標を持つのって、むずかしいですか?
でも思うんですが、多くの女子はなんだかんだいって、やがて自然とダメンズから卒業していますよね。
その理由は、女子には生まれながらにして「時を知るセンサー」みたいなものが体に埋め込まれているからなのだろうと思います。
でないと、たとえば29歳までに結婚&出産したいとか、時間を区切って人生の目標を掲げる人って多いですよね。その「人生において時間を考えて逆算する」センサーが元気なら、あなたはやがてダメンズから卒業できるので大丈夫です。
■そんなの大きなお世話だと思わないですか?
そしてさらに思うんですが、今の時代、男子より稼ぎのいい女子って大勢いますよね。そういう人は男に頼らなくても生活できるからか、かなり自由に彼氏を選んでいることもあります。
ダメンズを選ぶ女子だっています。すごく仕事ができそうなキャリアウーマン風の女子と、見るからにダメンズみたいな男子のカップルなんて、人混みに行くと、まあまあの確率で出会えますからね。
なので、なにがなんでもダメンズから卒業しないといけない、という気持ちそのものを疑ってかかってみる、というのも方法ではないかと思います。
先にも書いたように、ダメンズが好きならダメンズと付き合い愛せばいいじゃないですか。それをダメと言う人がいるのは知っていますが、でも、ぶっちゃけ、そんなの大きなお世話だと思わないですか?
■文句を言う場所がなくて途方に暮れるしかないので
ダメンズが好きなら「毒を食らわば皿まで」的に、とことんダメンズを愛するといいです。とことん愛しているうちに、しっくりくるカップルになって、やがて彼が立派なオトナの男になった、というケースってたくさんあります。
今回は、「ダメンズから卒業できるとき」というテーマだったので、冒頭に卒業する方法をご紹介しましたが、最後は「卒業したくなかったら、べつに卒業する必要なんてなくね?」と、ちぐはぐなコラムになってしまいました。
でもまあ、やりたいように恋愛するのが1番いいです。やりたくないことをやって失敗したら、文句を言う場所がなくて途方に暮れるしかないので。(ひとみしょう/文筆家)
【今夜はちょっと、恋の話をしよう】