彼とのケンカや話し合いの際、「すぐに泣いてしまう」という女性もいるよう。女性側の心境を理解できない男性は「すぐに泣くのは卑怯」「泣けば済むと思ってるんじゃないの?」などと感じるため、心のすれ違いが起きていると関係悪化を招きかねません。今回はそんな「すぐに泣いてしまう」という悩みを持つ女性のために解決策をご紹介します。
■泣いてしまってもいい
すぐに泣いてしまう方が考えがちな解決策は「どうにかして泣かない方法を見つける」というものです。
しかし、実際は泣くのをがまんしてもうまくいかないことが多いもの。泣かないように努力した結果、それまで身体が「泣くことでストレスを解消」をしていたにもかかわらずそれができなくなってしまったため、余計に辛くなってしまうこともあるでしょう。
つまり、仮に泣くのをがまんできたとしても、ストレスのはけ口がなくなるのでやめておいたほうが良いということです。泣かない方法を探るよりは、泣いてもなんとかなる方法を探しましょう。
■女性側の心境を理解してもらう
それでは、泣いてしまったときはどうすれば良いのか。まずは、泣いてしまうことに対して理解を得ることです。冷静に話し合える時間を作ったうえで、泣いてしまう際の心境を説明してください。その際、男性側に「すぐ泣いてしまうことに対してどう思っているか」を聞くと話し出しやすいでしょう。
女性側の心境としては、以下のことを伝えます。
・泣きたくて泣いているわけじゃない
・感情が高ぶると勝手に涙が出てきてしまって止められない
・「泣けば済む」と思っているわけじゃない
ポイントは「自分ではどうしようもないこと」と「逃げようとしているわけではないこと」です。この心境を理解してもらえば、少なくとも「泣けば済むと思ってるんじゃないのか」という誤解はなくなるでしょう。
■泣く女性に対する男性の不満を理解する
女性の泣く心境を理解するだけでは問題が解決しません。彼との話し合いでは、同時に「男性側の不満」を女性側が理解する必要もあります。
男性側の不満の例としては、以下のようなものがあります。
・ケンカだと男が悪者にされたように感じる
・話し合いが中断され、うやむやになる
彼が罪悪感を感じるということであれば、「泣いちゃってごめんね。でも罪悪感を感じる必要はないから」と言ってあげると少しは楽になるでしょう。また、話し合いが中断されることに対しては、ルールを決めるのがおすすめです。
■ルールを決めよう
お互いの気持ちを理解し合えたら、「泣いてしまったとき」のルールを決めましょう。
ルールとしては、以下のような例が挙げられます。
・泣いてしまっても気にせずそのまま続けてもらう
・泣いてしまったら一旦中断してもらい、落ち着いてから再度話し合う
泣いてしまってもお互いに話し合える状態であるなら続けるのもひとつです。もし続けるのが難しいなら一旦中断してもらうようにしましょう。その際、再開のタイミングは女性側から提案する形にすると彼も納得しやすいはずです。
おわりに
「すぐに泣いてしまう」のは「泣き虫」とも言えますが、「感受性が豊か」ともとれます。短所でもあり長所でもあるため、「個性」だと考えてください。個性は否定せず、工夫しながら生かしてあげることが大切です。(水林ゆづる/ライター)