恋愛体質の女子と、エッチが好きな女子って、かなりの確率で相関関係にあると思うんですが、なんといっても今はさわやかな陽気の5月ので、今宵はエッチ抜きで恋愛体質女子についてお話したいと思います。
■答えは2つあります
これ、答えは2つあって、「まず治らない」というのと、「やがて治る」というものです。
治らないというのは、若い頃から恋愛体質だった女子は、40歳になっても50歳になってもずっと恋愛体質です。
浮気や不倫をしている、のかどうかは知りませんが、家族と一緒にご飯を食べるのも好きだけど、男と食事に行くのも好きとか、45歳で、昼間は証券会社で働いていて、夜は近所のスナックやキャバクラで男性客相手にワイワイ楽しくうまくやっているとか、そういうケースですね。
これはこれで、本人たちも割り切っています。歳をとることのメリットは、この「割り切りができる」ところにあるから。
つまり今は恋愛体質だと女友達を失いそうと悩んでいても、やがて「わたしは恋愛体質のまま生きる!女友達をなくしても、それはそれで仕方ない」と思えるということです。
こう割り切っても友達ってできるんですよね。45歳で友達になったとか、50歳で友達になったとか、そういう例って山のようにあるから、なにも気にしなくていいです。というのが、1つ目の答えです。
■どこかのスナックで会いましょう
2つ目の答えの「やがて治る」というのは、いかに恋愛体質で彼氏にべったりであっても、そういう期間って、最初の2ヵ月くらいじゃないの?ということです。
あなたが1つ目の答えに当てはまる人なのか、2つ目に当てはまるのか、ぼくにはわかりませんが、まあいずれの答えであっても、そう心配することはないです。
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若い女子はとくに、同性の友達を大事にしますよね。それはとても素晴らしいことだと思います。
でも今、あなたに見えていないことがあって――これは歳をとらないと見えてこないことなので、いま見えていないからあなたが愚かだということでは決してないのですが――それは、やがて人は自分の人生を歩くようになる、ということです。
先に挙げた45歳くらいでスナック勤務の女性には、これがわかっているんですね。だから「わたしは恋愛体質のまま生きる」と思えているんですよね。腹が座っているというか、覚悟があるというか。
なので、あなたも、そのうち自分が抱えている体質をどう扱えばいいのか、答えが見えてきます。今すぐ答えを出そうとしなくても、人生があなたに答えを(答えのようなものを)見せてくる時が訪れます。
そのとき、あなたが「よし、わたしは恋愛体質女子として生涯を生きよう」と思えたなら、どこかのスナックで会いましょう。(ひとみしょう/文筆家)