どんなベストカップルもいつもラブラブというわけではありません。些細なけんかや倦怠期などを迎えて「別れたいな」なんてふと思ってしまったこともあるのではないでしょうか?
・デートが楽しみか
「優しい彼だったし、とくになにが嫌だってわけじゃなかったんだけど、会うのが段々面倒になっていって…。私のわがままだからって我慢して付き合ってたんだけど、デートしたくなくてドタキャンとか続けてしまうようになって申し訳なくて別れたよ。もっと早く別れた方が、お互い嫌な思いしなくて済んだよね…」(22歳/学生)
デートの予定があるとテンションが下がる…。彼に会いたくない…。それはもう潮時。彼に悪いところがない、とか、いい人だからもったいない…なんて言っている場合ではありません。
相手に非がなかったとしても、付き合いを続けること自体が苦痛になってしまっては、ここから関係を変えていく努力も、辛くでできないはず。
彼に会うことを楽しみに思えないのなら、お互いの為に終わらせた方がいいのかもしれません。
・数年後も彼と一緒にいたいか
「今だけの一時的な感情より、将来、一緒にいたいかっていうのがポイントだと思う。私も研修医の時期に彼と遠距離になって破局寸前までいっちゃったんだけど、将来一緒に働きたいっていう気持ちが強かったから乗り切れたよ。今は、いつか開業できる日を信じてお互いに頑張ってるよ」(30歳/医師)
付き合いはじめののぼせ上がっていた状態が落ち着けば、いつもいつも大好きというわけにはいきません。だからといって、今「一緒にいたい!」と強く思えないから別れる…なんていう選択をするのはナンセンス。失ってからやっぱり大切だったと後悔する可能性大です。
一時的な感情よりも、彼じゃなきゃいけない理由、将来的にも人生を共にしたいと思える関係性なのかというところに、彼との絆の本質があるのです。
・致命的に受け入れられないところがないか
「彼の酒癖だけがどうしても許せなかった。でも、他が私にとって理想だったからなかなか離れられなくてずっと続いて去年婚約したんだけど、彼が酔っ払って池に飛び込んだってことを知ってどうしても許せずにお別れした。どうしても受け入れられないことがあるなら続けても未来がないんだよね…。もっと早く別れれば良かったって後悔してる」(24歳/銀行)
致命的に受け入れられないことを変えるのはとても大変なこと。それはつまり、「どんなに好きでもここだけは受け入れられない」というぐらい、拒否感がある部分だからです。好きだとどうしても目をつぶりがちですが、将来を見据えるようになった時に必ずしこりになってしまいます。どうしても嫌だと思うことがあるのなら、放置せずに早めに解決するように努力を。そこが達成できるかどうかで、この先を決断すべきでしょう。
・話し合える関係か
「大好きだった彼なんだけど、けんかしてもいっつも『お前が悪い』でこちらが謝って終了。付き合いが続いていくうちに、我慢することが増えてきて先が見えなくなって別れたよ。話し合いがちゃんとできるカップルじゃないとどっかに無理が生じちゃうんだよね…」(22歳/学生)
恋人同士とはいえ他人同士なのですか、ら絆を深めるには価値観を共有したり、意見を交わしあうことがとても重要です。ぶつかったとき、解決せずに放置しているだけでは、関係に亀裂が入ったままに。問題があっても、きちんと話し合い、お互いの価値観をすり合わせていける相手とならいい付き合いが続けられそうです。
おわりに
「別れたい」と思ったらもう終わり…という考え方の人もいると思いますが、長い付き合いになれば時にそう思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで関係を断ち切らずに、続けることで新しい幸せな未来が開けることも十分にありえます。とはいえ、続けてもどうにもならない関係というものも存在します。
あなたと彼の関係はいかがでしょう?判断基準を踏まえて現状を考えてみてください。
(城山ちょこ/ライター)