「私には何でも話せる男友達がいる」
●成立する派~「自分のタイプじゃなければ大丈夫」
「どちらかが外見がタイプであれば好きになる。その逆で外見が好きでなければ友情はあると思う」(22才/女性/アパレル)
「自分好みの人なら友人以上の関係の可能性もあり。自分好みじゃない人なら友人で完結。」(22才/女性/金融)
――「自分の好みでなければ友情は成立する」という意見は多く寄せられました。
ただ問題なのが男性は果たして「全くタイプじゃない女性を友達にするかどうか」ということにあります。
男性は多少なりともその女性に興味があるからこそ「まずはお友達から」「取りあえず飲み友として……」と誘うことは多いのです。
男として見れないからこそ、その男性と2人で会うことなんて平気というのが女性ですが、
男性は外見や見た目で自分の興味が湧かない、全く魅力を感じられない女性と“ふたりきりで会う”ことは少ないでしょう。
●成立する派~「幼馴染なら大丈夫」
「小学生や中学生からの付き合いなら成立する。体の関係を知らない時代からの付き合いだから、純粋に男女関係なく付き合い続けられる。……だけどやっぱり大学からの友情は厳しいと思う。思春期に入ってからの友情は、意識してなくても潜在的に脳が異性として処理してると思う……」(21才/女性/大学生)
「幼なじみの男友達には今まで恋愛感情はわいたことないし、友情は成立すると思う。でも今から知り合う男性はどうしても恋愛対象になってしまうかも」(22才/女性/医療・福祉)
――幼馴染や学生時代から何年も付き合っている場合は男女の友情が保たれることもあります。
脳科学では生殖が不可能な年齢においてなら脳は相手を異性でなく「友達」として認知するからです。
思春期を過ぎてから脳は友情の機能を停止し、恋愛センサーが働きだします。
大人になってからの出会いでは、男女の友情が成り立つのはなかなか難しいことなのです。
●成立しないと思う派~「最終的に告白されるから」
「必ず告白されてしまうから」(26才/女性/医療・福祉)
「少なからず好意があるわけで、自分は友人だと思っていても相手がそうじゃないこともあると実感したから」(22才/女性/その他)
「男性はどこかしら好みの部分を持っている女性を本能的に選んでいる気がする。容姿じゃなくても話し方や話す内容、タイミングが合う等で好みがあると思うから」(30才/女性/医療・福祉)
――「恋人になることはこの先絶対ない」と女性側は思っていても男性側に恋愛スイッチが入ってしまうことは多いもの。
男性は「本当にいい人だから」というより「女として結構いいかも……」と本能で感じとったからこそ友達関係になったと思っておいたほうがいいのかもしれません。
ただ男性当人は最初それに気がつかなかっただけ……。
友達として付き合おうとは思っていても相手に女性の部分を垣間見てしまえばどうしても意識してしまうものなのです。
●成立しないと思う派~「男には下心あり」
「男の子には必ず下心がある」(21才/女性/大学生)
「実際友達と思ってる人にキスをされたり、Hをする雰囲気になったりと1度や2度じゃないから!」(23才/女性/医療・福祉)
「相手がいない人はどれだけ理性があると思った人でもスキンシップを求めてきたので」(24歳/女性/大学生)
「結局、男と女だから。2人っきりになれば、簡単に壁は壊れる」(34才/女性/金属・鉄鋼)
――男性はどうしても性的欲求が強いもの。
男友達はあなたを「女としてもアリ」と思っている可能性は高いのです。
いつもは理性で抑えていても2人きりの時間を短期間で何度も何度も共有してしていくうちに理性がきかなくなってしまうのが普通の男性とも言えるでしょう。
●最後に……神崎桃子から愛のメッセージ
どちらかに恋愛感情や性的欲求が芽生えてしまうことで男女間の友人関係は壊れてしまいます。
「私はそんなふうな目で相手をみない」と自信があったとしても、一線を越えない自信が100%あるという男性は少ないでしょう。
気が合えば男女の友情は成立すると思ってるのは女性の方だけで、男性側は友情を継続させることがなかなか難しいと言えます。
男性は女性が2人で会ってくれる、自分に優しくしてくれる、自分に微笑んでくれる、そんなことから恋愛に気持ちが移り変わってしまうのです。
一旦、相手を女として意識しだしたら止めることはできません。
男性は女が思うよりも女友達を性的な目で見てしまうのです。
「男と女の友情」は当初は成り立ったとしても「その先どう転ぶかわからないあてにならないもの」なのです。(神崎桃子/ライター)