恋って、何よりも自分から行動することが大切だと思います。
■悩んでも意味がないワケ
好きな人にLINEを送って、少しでも仲良くなりたい。そう思ってスマホを握るけれど、当然まだ仲良くなんてないせいで、どんな話題を送ればいいのかが全然わかんなくて、結局送れない。
恋では「どうやればいいんだろう」と迷ってしまう場面がたくさんありますね。
でもここで気づくべきは、「答えはどこにもない」ということ。
より正確に言えば、正解は、自分の中にも、自分の外にもないということです。
まず、そもそも自分がどうすればいいかわかんなくて悩んでいるという時点で、自分の中には答えはありません。知らないから、悩んでいるんですもんね。
それから、自分の外にも答えはありません。
例えば、どんなLINEを送ればいいかなんて、結局自分の性格と、相手との相性があること。ネットで「男子が絶対にキュンとするLINE」なんてコラムを読んでみたって、少なくとも「絶対に」ということはありません。そういう記事は、「統計的」にはそれなりに信ぴょう性があるのかもしれませんが、あなたが好きなその彼は「世間一般の男子の平均値」ではなく、「他の誰でもない彼」なんですから、そんな統計に頼ったって意味がありません。
あなたにだって個性があるし、奥手な女子が「小悪魔LINEで男は落ちる」なんてアドバイスに従ったって、イタい結果にしかならないことは明らかなわけです。
こんな要領で、世の中に、「あなたのためだけに作られた特製の人生攻略本」は存在しない。(この記事を含めて)どんな情報も、誰かのためのように見えて、実は特定の誰の役にも立ちはしないのです。「女性みんな」に役立ちそうな情報は、実は、「遣水あかり」という私個人の役には立たない。
だって、「そうだ、ねえ、遣水あかりのためだけに役立つ情報を発信しようよ!」なんてことをやってくれるそんな暇人はどこにもいないんですから。そんなんじゃ閲覧数はたったの「1」(もちろん私)止まりで、そんな情報サイトは即潰れます。
自分の外にも答えはない。結局、「どこにも答えはないよ」ってことをまず知っておきたいですね。
■ファッションと似てる?
これって、ファッションと似てる気がするんですよね。
例えば、この世のどこを見ても、「それを一枚着るだけで私が芸能人級にかわいくなる服」って売ってない。さっきと同じで、誰も私のためだけに洋服をデザインしようとなんてしていないからです(大金を払えば誰かやってくれるかもしれませんが)。
でも、私たちはその「一般向けの服」を着合わせたり、メイクと組み合わせたり、試行錯誤をしながら自分なりのかわいいファッションを作っていくはずです。はっきり言ってファッション雑誌に載ってるような素敵なコーデではないかもしれませんが、とにかく「まあまあ」で良しとする。そうじゃないと、外出ができないから。ニートになってしまうから。
ファッションならこんなことは当然なのに、恋だと、どこかに絶対の正解がある気がして、自分の中やネットを延々と探して、いつまでも何もしない。悩んでばかりでやらない人が多すぎる。
なんか適当に服を着て外に出てみれば、周りから「それいいじゃん」とか「もうちょっとこうしたら?」とかリアクションが得られて、自分でも軌道修正ができるようになるから上手になっていくのに。一歩も外に出ないから、いつまでも好きな人の目にも触れないまま。
答えはないのに、答えが出るまで何もしない時間は、恋じゃありません。恋は、考えるものじゃなくて、行動するものですし、それは自分の中で育てる感情じゃなくて、相手に伝えて初めて育っていく感情ですからね。(遣水あかり/ライター)
(三方優加/モデル)
(gaku/カメラマン)