付き合って半年くらいの時期は、ドキドキが落ち着いて、いい意味での慣れや安堵感が生まれる時期。でも、それが馴れ合いになってしまい、自分の中で違和感が生まれることも…。安定しているけど愛情を感じられる、そんな長い付き合いをしていくためには、どんなことを意識したらいいのでしょう?
●付き合ってしばらくしてから感じる「違和感」
交際から半年。ドキドキしていた気持ちもすっかり落ち着き、一緒にいるのも、なんだか当たり前。幸せでないわけではないけれど、なんとなくもやっとすることはありませんか?
たとえば、付き合いたての頃より、彼に「○○してあげたい!」という気持ちが薄くなっているような気がしたり、逆に、「彼が○○したいから」に、自分が合わせるのが当たり前になっていたり。
そんな、どことなく感じるマンネリや不満が、ハッキリとは表現できない不安や、ふたりでいることへの、違和感に繋がっていることも…。そんなときには、自分の「好き」にフォーカスして、関係を振り返ってみてはいかがでしょう?
●彼の「好き」に合わせてない?
付き合っているわけですから、当然彼もこちらのことが大好き。これはわかりきったことですが、わかりきっているからこそ、彼の「好き」に合わせすぎている可能性、つまり、
「彼が○○だから」と彼の気持ちに合わせて、自分の気持ちを考えている状態に、陥ってるかもしれません。この状態は、彼がイヤな思いをする可能性が低い。だから、「彼に嫌われる」というリスクが少なく、ある意味で楽な状態です。
しかし、そのぶん自分の気持ちを伝える機会が減ってしまうため、実は、と~っても危険。気がついたときには、自分のことをほとんど理解してもらっていない、自分の気持ちを抑え込んでしまってつらい…なんていう事態になりかねないのです。
●彼への好きを疎かにしてない?
たとえば、「彼氏だから」「付き合っているんだから」という、当たり前になった関係をもとに、話をすることが増えていませんか?彼が忙しそうなときに「私は、彼女だから我慢しなきゃ」とか、不安なときに「いや、彼氏だからわかってくれる、大丈夫」とか。
一緒にいられること、ハグやキスをして触れ合えること、彼を笑顔にできることに幸せを感じるのは、付き合っているからではなく、「彼を好きだから」。
彼氏であることも、付き合っていることも、「好き」が根底にあって、コミュニケーションをとりたいはず。それなのに、半年くらい経つと、「好きだからこうしたい」という気持ちよりも、その場の流れや、思い込み、決めつけでものごとを進めてしまう。あなたにもきっと、思い当たることがあるのではないでしょうか?
●理想の恋を考えてみては?
付き合って半年も経つと、お互いある程度理解して、「まぁこんなものかな?」と、馴れ合いになりがちです。
でも、本当にしたかった恋って、いまの状態なのでしょうか?もっと、幸せを感じられるような付き合い方ってないのでしょうか?自分の理想の恋がどんなものだったか、一度振り返ってみてはいかがでしょう?
それはなにも、大きな変化が必要とは限りません。「彼を好き!」や「彼と一緒に、○○がしたい」という気持ちを見つめなおして、小さな行動をプラスしてみるだけでも◎。
伝える言葉を増やしたり、彼を思いやったり、してほしいことを伝えたり。彼への「好きという気持ち」にフォーカスすれば、きっと違った接し方ができてくることでしょう。
●おわりに
恋愛はふたりでするもので、相手を思いやる気持ちも大切、でも、その気持ちが、自分の「好き」を抑え込み、妥協やマンネリにつながってしまうことも…。こちらの「好き」を喜んでくれるからこその「彼氏」です。半年経ったら、一度立ち止まって、自分の気持ちにフォーカスして考えてみませんか?(織留有沙/ライター)